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Vol.7【知識編】「背部痛・腰痛のお客様に対して施術している筋肉(上肢編)」

こんばんは。
LIFEHANDの砂川です。

前回の記事でお伝えした通り
今回は「背部痛・腰痛」に絞り
実際に現場で施術を施して
緩めている筋肉を挙げていきます。

「背部痛・腰痛」は上肢の筋硬直、
筋緊張だけではなく、下肢の筋硬直、
筋緊張がある場合も不調を引き起こします。

今回は
上肢の筋肉(臀部・骨盤部)まで含む筋肉

次回は
下肢の筋肉(臀部・骨盤部~足底部)

書いていきますので
参考にして頂ければ嬉しいです。
あえて骨盤部、臀部の筋肉は
上肢・下肢どちらにも書きます。

※腹部の筋肉に対しての施術も
ちゃんと緩めることが出来れば効果も
高くなり、施術することが可能です。
しかし、腹部は顔面部同様に
リラクゼーション店の自主規則などにより
触れることができない場合がありますので
本当は割愛したくないですが・・・
今回は割愛致します。

【頭部】
前頭筋、帽状腱膜、後頭筋、後頭下筋群


【頚部】
胸鎖乳突筋(胸骨頭・鎖骨頭)
斜角筋(前・中・後)
頭半棘筋、頭板状筋、頚板状筋、
頭最長筋、僧帽筋(上部)

【胸部~肋骨部】
※男性セラピストの方は注意してください
※特に女性のお客様へ施術をする場合は
 必ず事前にお客様へのご確認、
 施術の承認を得て下さい。

大胸筋(鎖骨部・胸骨部・肋間部)小胸筋、
前鋸筋(肋間筋)上後鋸筋(肋間筋)
下後鋸筋(肋間筋)


【背部~肩甲骨部】
肩甲挙筋、菱形筋(大・小)
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つ
(回旋筋腱板/ローテータカフ)
大円筋、僧帽筋、広背筋


【脊柱】
多裂筋、回旋筋(どちらも脊柱の深筋)
脊柱起立筋(腸肋筋・最長筋・棘筋)
頚腸肋筋、胸腸肋筋、腰腸肋筋
(3つで腸肋筋群)
胸最長筋、胸棘筋、胸半棘筋


【腰部】
大腰筋は腹部からアプローチするので
施術の際は承認を得てください)
腰方形筋、胸腰筋膜、大腰筋

【骨盤部・臀部】
大臀筋、中臀筋、小臀筋、
梨状筋、上双子筋、下双子筋、
内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋
※梨状筋~大腿方形筋の6つで深層外旋六筋群


以上、上記に挙げた頭部から骨盤部・臀部
までの筋肉は少しずつでいいので
是非覚えてくださいね。

前回と同様に一概に「背部痛・腰痛」の不調に
悩んでいるお客様に対して上記に挙げた
筋肉を全て施術を施し緩めているわけでは
ありません。

なるべくその時のお客様のお身体の
状態に合わせて施術を組み立てられるように
施術する筋肉を見極めて、提供できるように
努力しています。

実際にお客様のお身体に触れた時、
筋解剖学の知識があるのとないのとでは
施術の内容が大きく異なります。

僕は治療家ではないので
治療をすることはできません。

ですがリラクゼーションセラピストして
お客様を様々なお身体の不調を
施術を通してサポートをする為には、
ちゃんと筋解剖学を勉強することが
必要だと思います。

筋解剖学の知識を得た上で
実際に触れている筋肉を
できるだけイメージし、
施術を組み立てていくことができると
お客様からお身体や筋肉についての
質問をされた時でも
お答えすることができますよね?

それは筋解剖学を勉強しているからです。

その上でどう触れると
心地よさを感じていただけるのか?
どう触れると脱力しやすくなるのか?

施術を最初から最後まで
「不快」ではなく「快」の状態で
ご提供するためには
どうしたら良いのかを
自分なりに考えて工夫していくのです。

僕の経験上、
知識や技術だけでは到達できない、
届かない領域があるのも経験し、
体験しているので
知識と技術だけを磨いていれば
良いというわけでもないのですが・・・

まずは勉強して知識を増やし
同時に技術の向上にも力を入れることを
オススメします。


次回Vol.8の記事ではVol.7の続編
【知識編】
「背部痛・腰痛のお客様に対して施術している筋肉(下肢編)」
を書きます。


記事を最後まで読んでくださり
ありがとうございます!


それではまた。

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