2021/2/27 新聞記事ピックアップ
こんばんは。2021/2/27の面白かった新聞記事を3つピックアップしていきます。
1. GABA5倍のミニトマト ゲノム編集食品、食卓に
筑波大学と同大発のスタートアップ、サナテックシードによってゲノム編集されたミニトマトの販売が承認され、21年秋から販売開始されるそうです。このミニトマトは、通常よりも5倍多くGABA(血圧を抑える成分)が含まれているそうです。
遺伝子組み換えは自然界では起こりえない変異を人工的に作り出すため、安全性や環境への影響が不安視されてきた。一方、ゲノム編集は原則、対象作物の遺伝子自体を改変するため、安全性が高いと言われる。
遺伝子組み換え食品と比べると安全性が高くなっている点は、消費者としては安心できますね。ゲノム編集を含むバイオ産業の農業・食品分野の市場規模は19年に1004億ドル(10兆5800億円)、26年には6割増の1621億ドルまで拡大する見通しで、これから伸びる産業となりそうです。
カゴメやハウス食品グループはゲノム編集の研究はしていると明かすものの「消費者がゲノム編集に対し不安感を抱いている社会状況が変わらない限り、商品化はしない」(カゴメ)という方針だ。
カネカや住友化学も同様にゲノム編集の農作物を開発しているそうですが、安全性が分からないものを食べたくないというのが消費者の本音だと思いますので、普及にはまだまだ時間がかかるのかとも思いました。
2. ブラジル型の変異ウイルス、感染率30~50%高い恐れ
コロナウィルス感染拡大が続くブラジルで、感染拡大の原因が変異ウィルスの高い感染力にあるのではないかと言われています。
「新たな変異ウイルスは感染率がより高く、少なくとも30~50%(感染速度が)早い」と述べ、「さらに攻撃的な可能性がある」と分析した。
世界的に新型コロナの新規感染者数が減少傾向にある中、ブラジルでは連日5万~6万人の新規感染が報告されており、ピーク時から高止まりした状況が続いている。入院患者数も増えており、全国的に病院の集中治療室(ICU)の空きが足りていない。
一日に5, 6万人の新規感染者は非常に多いですね。変異ウィルスだけの影響かは不明ですが、早い収束を願うばかりです。
3. ポイ捨てマスク世界中で 海に15億枚、野生動物も被害
使い捨ての不織布マスクが”ポイ捨”てや”トイレに流す”などの不適切な廃棄によって野生動物の足に絡みついたり、汚水処理施設の設備が詰まったりなどの問題が発生しているようです。
不織布マスクはコロナウィルスの蔓延後、大量に生産されるようになったため、不適切な廃棄をされることもあり、環境中に放り出される機会が増えているそうです。
19年に約8億ドル(約850億円)だった使い捨てマスクの世界市場が、20年に約1660億ドル(約17兆6千億円)になると見通した。
マスクの市場規模はこの一年で200倍になったとのこと。世界中の人が使用していますが、この増加には驚きです。
コロナウィルスの蔓延に寄与するマスクですが、廃棄まで含めて正しく使用することが大切ですね。
今日はこのほかにも
米国で200兆円規模のコロナウィルス追加対策が打ち出されましたね。15万円くらい給付金があるそうで、うらやましい限りです。
そのほかにもいろいろとニュースがありました。
皆さんはどんな一日だったでしょうか?
良いニュースが皆さんにもありますように。