昨日の思い出、最高の瞬間
優勝だけが全てではない。昨日、最高のワンシーン。
一面見渡せばそこは「砂、砂、砂」東海シクロクロスシーリズ名物の砂地獄こと砂丘を舞台にレースが開催されるWNP(ワイルドネイチャープラザ)。
力んでもがけばもがくほど、沈んでいく。ペダルを踏む力を比べるというよりは、いかに自転車に乗って全体として推進力を紡ぎ出し、前に進めるかがその勝敗を分ける。もちろん、そんなことをものともしない、圧倒的なフィジカルで押さえつけて、勝利をもぎ取ることも可能なだろう。
何かを背負い闘う人もいるトップカテゴリーなら「勝利」は最大の目標であり目的だと思う…が、レースの魅力はそれだけではない。
昨日はチームメイトのともやんが激走。
CM3B 3位/29名/10%
出走人数の関係で3位表彰台ではあるもののCM2への昇格は見送り。
しかし、それは数字上の結果でこの激走が周囲の人たちにとってどれどほ嬉しく、どれほど自分の事として応援しただろう。いつも冷静にブースを守ってくれるともやん。同じようにBUCYO COFFEEのブースを守る一人てしてはこうした活躍、頑張りはただただ最高の一言しかない。まさに誇り。
最終コーナーのこの表情。最高である。とにかくその走り、最高ですよ、ともやん。
いつもこんな風に迎えるのは筧さんの大勝負の瞬間が多いけど、どんなカテゴリーであってもこんな風に頑張った仲間を迎えられるのは、まさにレースの醍醐味、レースの中で最高の瞬間。レースの中では僕らの知りようもない多くのドラマがあちらこちらであるはず。そんな一つ一つのドラマがうねり、絡み合い、特別な空間、特別な空気、特別な1日を作る。
レースは走る人たちのものだけではない、する、見る、支える、そんな全ての人達のものだ。