スポーツの力
早朝5時。まだ暗いうにち会場に到着、東の空が明るくなるのを見ながらイベントの準備は始まる。少しづつ準備が整い、明るくなった会場に関係&参加者が集まり始める。いつもの社交の場の始まりだ。
今日は6ヶ月ぶりのブース、イベント開催。「元気でしたか?」なんて何気ない挨拶。「あぁ、そういえばこんな感じだったな」とスポーツで人が繋がる場に自分の役割を見る。どんな競技であれ人と人が繋がってこそスポーツは成立する。どんなに難しい状況下、どんなスタイルであってもその社交の場を無くしてはならないな、と、そんなことをシンプルにより強く感じた。自転車だけでなくやはりスポーツは最高のコミュニケーションツールのひとつなのだと思う。それぞれのネットワークを確認し、近況について、競技について、取り巻く環境について、子供の成長について…etc…屋外、風が吹き抜ける会場にはそうした待ちに待った会話と人と人が再び集い、繋がる喜びに溢れていた。
素晴らし一日を過ごし自分として残念なのは、自分の手元に自分自身で今日を記録した写真がないことだ。そこにある最高の空間、最高にリアルなコミュニケーションの場においてバーチャルな空間が広がる携帯電話を触る必要もないのでどうしても自身で記録することが億劫になってしまう。あとで振り返ればそれは少し残念だなと、そんな一日の有り様を自分でも表現できたら良いのなと、いつも感じる。自分が美しいと感じることを、その瞬間を。
あっという間に過る時間、夕方帰宅し、広島で開催されたプロツアーをオンデマンドでぼんやり見ながらビールを一口…せっかくだから誰かと乾杯しながら、今日一日について語りたかったが、実はそんな余裕もなく飲んだらあったという間に泥のように眠ってしまった。良い夏の日だった。多くの人の力によって良い風がまたここ新城に吹き抜けた良い一日だったことは疑うまでもない。それはこんな窮屈な日常にとって、自分の暮らす街を「魅力的だ」と自慢できる、てもとても素晴らしいことだ。
※写真はハッチさんのnoteより北川さんのものをコピーさせてもらいました。
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