見出し画像

がん再発一ヶ月④【再発がんで知ったこと】

医療者でありながら、当事者にならないとわからないことだらけでした。備忘録ですので良かったら流し読みしてくださいね✨


①鎖骨下にCVポート埋め込むと血管を傷めずに抗がん剤注入ができること


よく聞くCVポートですが、2時間弱の手術で体内に埋め込まれました。ここに針を指して抗がん剤をノンストップで注入できるんですね。


前に腕の静脈から注入してましたが、しびれがあったり、痛みがあったり。


そんな意味でポートは楽ですが…、『がん患者!』と再認識させられます。


②医師の一言で天国にも地獄にも感じること


再発してから『がん』が進行してないかな、と不安でたまらなくなるわけです。


そんな折、診察の際に医師が『まだ自覚症状に変化が出るほどの進行はないですよ』とか『まだ、始めたばかりでわからないですが腫瘍マーカーが少し下がってますので、良い兆しです。』と言われると、思わずガッツポーズをしたりと。


わたしもご利用者への声掛けを考えないと、と感じました。


③再発がんは進行が割と速いこと


わたしの主観です。普通がんは10年、20年かけてゆっくり成長するわけですが、再発がん、私の場合は4ヶ月で3センチになったようです。


速ない?だから余計に怖いんですよね。転移もすぐにするんでは?と。


④『手術ができない』は寛解が難しく、治療は抗がん剤で『がん進行』をコントロールすること


手術ができないということは、完全に『がん』をとりきれないわけです。抗がん剤は『がん』を小さくしますが、薬剤耐性がつき、再度大きくなるそうです。わたしに使われている『イリノテカン』『アバスチン』『5FU』という抗がん剤の薬剤耐性は一年だそうで、効果があれば!一年は生きられるはず✨


⑤CVポートは死ぬまでつけることが多いこと


これショックでしたねぇ、『あなたは治りません』という意味に聞こえましたし。泣きましたねー。


⑥病勢(がん進行具合)と抗がん剤の効き具合で残り時間が決まること


抗がん剤が効く→薬剤耐性がつく→別の抗がん剤が効く→薬剤耐性がつく、でいずれ抗がん剤がなくなり、最期を迎えるといったイメージですね。


さて私には抗がん剤は有効かな。


⑦SNSで自助グループ的なものがあること


Xでつぶやくことで同じ境遇の方と、たくさんつながれます。励ましたり励まされたり、大変心強いことを知りました。共感は大切ですね。


⑧大腸がんは割と薬の種類があること


割と沢山あるそうで、全部効果があれば寿命が延びるはず!


⑨抗がん剤は体内に注入してから一ヶ月くらいは効果が持続すること


これもびっくりでした。3日間抗がん剤治療をし、その後2〜3週間空くわけですがずっと抗がん剤は効いてるんですね。これはうれしいです。2週間くらいが薬剤の半減期だそうです。


⑩抗がん剤副作用はコントロールがある程度できること


吐き気、倦怠感、しゃっくりなどが私の副作用ですが吐き気止めは抗がん剤とセットで点滴されるので昔に比べたら…通院治療ができるので格段に楽になってるんでしょうね。それでも一週間寝込みますが。


⑪残り時間が有限と感じると勉強する気が失せること


未来がないと感じると、勉強しても…、スキル上げても…、しゃあないのでは、と思ってしまうわけですが。やりかけのこともあるのでそれは完走したいですね。


⑫残り時間を意識すると何かを残したくなること


残せるもの『こども』『生活リハビリプランナー』『OTの後輩』ですかねぇ。


十分な気がしますが、やっばり『もっと見ていたい』『もっと拡めたい』とそんな気持ちが強くなります。 


副作用のない日は元気です✨これが一番!山も行ける日がある!


はっ😲今日はクリスマスイブじゃないか!むすこの誕生日でもあるんですよ。


『ふ〜ん、再発がんかぁ、ちょっと面白かったかな』とエンタメとして読んでいただければうれしいです。


それではメリークリスマス💐💐みなさま、お身体をお大事に🍻🍲

いいなと思ったら応援しよう!