がん再発8ヶ月目① 自力でおしっこが出ない場合は…
【あらすじ】
41歳で直腸がんと診断され、化学療法→放射線治療→手術により一旦、『がん』が消失したかに思えましたが、約7か月前に『がん局所再発』しました。人工肛門保有です。
『手術は無理です』と主治医に言われましたがセカンドオピニオンで大阪大学付属病院で『手術できるよ』とのことで7/3手術に臨みました。しかし、腹膜播種により手術は中断、(小腸閉塞部切除&腸つなぎ合わせ+仙骨一部切除はされてます)現在術後8日目。手術の影響で自力排尿が現在困難です。
【本編】
術後6日目、入院9日目。先日、自力排尿ができなかったため泌尿器科を受診しました。
Dr.『来週の月曜日にもう一度尿道カテーテルを抜いて自力で排尿できるかみましょう、もし無理なら間欠性自己導尿かおしっこの管をずっと入れたままの生活かになります。』と改めて言われました。ヘビーな展開です。
それまでに自力排尿を助けるお薬『エブランチル(尿道をひろげる)』『ウブレチド(膀胱収縮をたすける)』を飲み続けます。
薬の飲み初めに泌尿器科以外の医療職に薬効を尋ねたところ、『神経に作用します』と言われたような…、
そのため私は『手術によってダメージを受けた排尿関係の神経の活発化を助けるお薬なのでは?』と期待していましたが違いました。
Dr.『神経はダメージを受け、今お休みしている状態です。それが起きてくれるかどうか、です。』とのこと。
つまり、おしっこ神経はまだ存在しているが眠っている状態、お薬はおしっこ神経そのものに作用するのではなく、別の角度から手助けする、といった感じなのでしょう。なんか、高齢者リハビリと似ているかな。
なんにしても、ピンチです。『便は人工肛門やわ、尿は自己導尿やわ。近所にね、下(しも)の神様が祀られているんですが、あまり関係なかったですね。かみさま~、なんかもう普通じゃないなあ』
余談ですが夜中、苦しかった
30秒ごとにお腹を絞られるような痛み。術後から食べ物が通過した際に、起こっていると感じていました。その痛みが尋常ではなく『腸閉塞』が頭をよぎりました。あまりに痛いため、ロキソニン(鎮痛薬)を飲むと痛みは弱まりました。『ロキソニンって…万能?』そして、痛みに耐えることで体力を消耗していましたので、寝落ちしました。
はだしのゲン
阪大病院には『院内図書室』があり『はだしのゲン』を読み始めました。読んですぐに『これ…、戦時中の日本とコロナ禍の日本、同じやん!』と真っ先に思いました。『戦争に反対するものは非国民と差別される』=『ワクチンを打たないものは後ろ指をさされる』『コロナに罹患すれば後ろ指をさされる』なんてこともありました。
そんな『はだしのゲン』2023年に広島市の平和教育副教材から削除されたニュースを思い出しました。