夏 精霊流し
夕方の
窓の外から聞こえてくる爆竹の音は
夏が静かになっていくお盆の音。
耳栓を用意して
精霊流しを見に行きました。
車が少なくなった大通り
遠くから
鐘の音とどーいどーいの掛け声と一緒に
白い服を着た人たちと船が
ゆっくりこちらに向かってきます。
それは天の遣いたちが霊を載せて
このまま天に昇っていくような光景で
じっと見てしまいました。
いろんなお船が通っていきます。
駄菓子屋さんの精霊船は
駄菓子屋の店主さんだったのかな。
このまま燃やすのには惜しいくらいの
とってもすてきなお船でした。