「価値観」って何だろう?昔話や価値観リストを使った楽しいワークで探る、自分らしい幸せな人生へのヒント!【後編】
幸せな人生とは何だろう?
ー誰もが一度は考えたことがあるこの問い。
けれどその答えは人それぞれで、自分がどんな価値観を大切にするかによって異なります。
私たちは日々たくさんの選択をしながら生きていますが、
その選択の基盤にあるのがまさに自分の価値観です。
今回は、ライフシフト社シニアコンサルタントの吉崎さんに、
「価値観」についての記事を執筆してもらいました。
弊社の研修で実際に使用しているテキストを使ったり、
昔話から楽しく自分の価値観を探る方法を紹介しますので、
是非一緒に「価値観」について考えてみましょう!
自分の価値観って何だろう?昔話を使った楽しいワークで探る、自分らしい幸せな人生へのヒント!
人生100年時代、幸せで心豊かな人生を送るにはどうしたらいいだろう、と誰しもが考えますよね。
どこからどう考えたらよいのでしょうか。
私たちのライフキャリアを考える研修では、「自分の価値観を考える」というパートが入っています。自分らしい幸せなキャリアや人生を改めて考える第一歩は、「自分が大事にしていることはなんだろう」とじっくり考えて自分を見つめてみること、つまり自分自身の「価値観」を明確にすることだと考えています。
人生において、なるべくそれら自分の価値観を満たすようにしていくことで、「幸せ」や「充実感」を実感できると考えられているからです。
それでは価値観とはなんでしょうか。
私たちが研修で使用している「価値観リスト」の例を見てみましょう。
価値観ってたくさんありますね。上記もすべてではありません。またその人の価値観はひとつではありません。
いろいろあるがゆえに、いきなり「自分の価値観ってなんだろう」と考えても、あれも大事だしこれも大事だし…どうもあまり明確にならないことがあります。
浦島太郎の登場人物について考えて、自分の価値観を見つける
そこで今日は、ちょっと遊び感覚で、昔話を利用して、自分の価値観を探る方法を紹介したいと思います。
いきなりですが、皆さんは浦島太郎のお話、覚えていますか。
日本人なら、小さいころに一度は読んでいる方が多いでしょう。今回は浦島太郎のお話を使いたいと思います。
物語を一応復習しましょう。
昔むかしあるところに、浦島太郎という漁師がいました。
海辺で子どもたちにいじめられているカメを助けた浦島太郎は、助けたカメのお誘いで海の中の「竜宮城」に行き、そこですてきな乙姫様の歓待を受けて楽しく過ごすこと3日。
しかしそろそろ故郷のおっかあが心配になった太郎は、帰りたいと乙姫様に伝えると、乙姫様はなぜか「決して開けてはいけません」と言って「玉手箱」を太郎に渡します。「玉手箱」を抱えて、カメに送られて、地上の故郷に帰った浦島は、故郷が様変わりし、おっかあも知り合いも誰一人いなくなっていることに気づきます。
なんと竜宮城で3日間過ごすうちに、地上では300年の月日が経っていたのでした。途方に暮れた太郎が「玉手箱」を開けると、たちまち老人になってしまった、というお話です。
さて、質問です。
① この物語の主な登場人物4人(①浦島太郎②乙姫様③カメ④おっかあ)のうち、あなたが一番気になる人は誰ですか?
え、誰も気になりませんか、いやいや、そう言わずに、どうしても誰か1人、その人物について掘り下げないといけないとしたら誰ですか。
② なぜその人物が一番気になりますか。その人のどこが気になるか、例えば、その人のこの行動に疑問を感じる、とか、気に入らないとか、かわいそうとか、いいとか悪いとか、自分の中に浮かんできたものを箇条書きにしてください。
③ ②で書きだしたものを眺めて、なぜそう思ったのか考えてみましょう。
・疑問を感じたなら、なぜ疑問を感じるのか、どうなら疑問を感じないのか
・気に入らないなら、本当はどうだったらよいと思うのか
・かわいそう、と思うのはどういう点がかわいそうなのか
・いいと思ったことがあるならそれはどこなのか
…みなさん、どの登場人物が気になりましたか?
是非、質問について一緒に考えてみましょう!
記事の続きは後編で紹介いたします!
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