移住者が地方選挙を攻略するメリット
昨年、僕が住んでいる村でも村議会議員選挙が行われました。この期間は村全体がもうお祭り騒ぎになるんです。そりゃ小さい村内で街宣車が何台も走ってりゃ、黙ってたって大騒ぎですよ。
この地方選挙、うまく関われるようになったら移住者としてのポジションが大きく変わります。
どこの陣営の手伝いをするのか
「選挙なんてめんどくさい」
「どこかに肩入れしたら別な方から睨まれる」
という気持ちもわからなくもありません。
ただ、田舎の選挙というものはかなり透明性が高く、誰がどこに入れるか大体わかっちゃうんですよね。というのも、小さい町や村では大概が親戚一族で選対が組まれ選挙が行われます。この親戚一族が何人いるかがそのまま票になっていきます。いわゆる都市部のような浮動票は皆無なのです。
よって、浮動票である移住者はどの候補者にとっても非常に重要なファクターとなり得ます。あの手この手で取り込みを図ってきます。中にはこれ選挙違反だろ、なんてものも・・・。田舎選挙あるあるなのですが、公職選挙法違反は犯罪なので巻き込まれないように気をつけてくださいね。
それならあちらこちらでいい顔しておけば、みんな当選した後に恩を売れていいのでは?と考えるかもしれません。しかし、大きな間違いです。
コウモリの寓話をご存知でしょうか?羽があるからと鳥類にもいい顔をし、毛が生えているからと哺乳類にもいい顔をしたコウモリは最後にはどちらからも仲間はずれにされました。
田舎の選挙も同じです。中途半端にいい顔をするくらいならガッツリとどこかの陣営をお手伝いした方がメリットが大きいのです。
田舎の選挙を手伝う3つのメリット
田舎の選挙をガッツリ手伝うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
1、 地元の人と関係性が深くなる
選挙という一大イベントを一緒に仕切る、いわばイベントの裏方を担うのが選対です。苦楽を共にし、同じ釜の飯を食うことで絆がグッと深まります。特に小さな村内では、選挙を一緒に闘うということは一族の仲間入りするようなもの。選挙後も良好な関係性が築けます。
2、 地元民として認められる
選挙対策本部、いわゆる選対には信頼できる身内しか入れません。そこに入れたということは地元民として認められたということ。ヨソモノからローカルに昇格です。地域のお祭りや選挙といったマツリゴトに主体的に関わることでローカル扱いされるようになります。
3、 仕事を得ることができる
どんな選挙でもそうですが、選挙は就活の場でもあります。それは候補者だけに限りません。スタッフも選挙でしっかりと働くことで信頼を得ることができて、仕事のオファーをいただく、なんてこともあります。フリーランスでやっていればその分野の仕事が、特に仕事がない状態であれば、一族の企業から就職のお誘いがあることも。安定した田舎暮らしをする上では仕事は重要ですね。
まとめ
田舎の選挙をガッツリ手伝うと、地元の人からの信頼が積み上がります。敵陣営であっても、あの人が信頼しているんだからいい人なんだろう、というバイアスがかかります。なので、できるだけ地元の有力者のところにお手伝いに行けた方が良いです。これは間違いない。
ローカルの仲間入りをする分水嶺が「選挙」にあると僕は考えます。信頼を積み上げて、仕事もプライベートも、より暮らしやすい環境を作っていきましょう!
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!