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コロナの影響で食糧危機!?2020年冬を生き残る秘策

 妻に買い物を頼まれ、スーパーに行って驚愕しました。

強力粉が置いてない!!!

 「強力粉買ってきて」と頼まれているので、買わないという選択肢はない。僕は違うスーパーに行きました。しかしここでも売り切れ。泣く泣くまた移動して三軒目でようやく「お一人様一点まで」の強力粉を買うことができました。今は強力粉が品薄くらいで済んでいるけど、これはもしかするともっと大きな影響が出るかもしれないと感じました。


世界の穀倉地帯が小麦輸出停止

 6月6日現在、新型コロナウイルスの感染者数が最も多いのがアメリカです。ブラジル、ロシアと続きます。小麦の生産量ランキングも見ていくと、1位EU、2位中国、3位インド、4位ロシア、5位アメリカとなります。
4位のロシアが小麦の輸出停止を発表したのが、4月の下旬のこと。さらに穀倉庫であったウクライナやカザフスタンまでもが輸出規制を行うことに。

 ちなみに日本の小麦の自給率はたった12%で、88%が輸入に頼っています。幸い、日本の小麦の主な輸入先はアメリカ、カナダ、オーストラリアなので、ロシアの規制による直接的な影響はないものの、アメリカはコロナ感染がまだまだ収まらないので、今後どうなるか先行き不透明です。


進撃の蝗害

 アフリカで発生したイナゴの大群が農作物や食物に甚大な被害を及ぼしました。イナゴだったら佃煮とかすりゃ食えるじゃん、とか思うかもしれませんが、写真見たら無理ですよ。こんだけいたら食う気なんて起こりません。

 しかもこのイナゴ、アフリカだけでなく中東も広がりました。さらには、パキスタン、インドまで広がり、インドでは30年で最も深刻とまで言われています。

 ご存知の通り、インドは世界第2位の人口を誇る国です。10億人が食うものに困ったらどうなるのでしょうか。
 さらにさらに、インドの先にあるのは中国です。直接移動できなくとも、コンテナに乗って到達する可能性があるとか。実際、4月に上海の税関でサバクトビバッタが発見されたそうです。
 小麦の生産量は世界2位。日本も大豆などの穀類、野菜、魚介類など様々な食料を中国から輸入しています。その中国にイナゴが襲ってきて食糧難になれば、輸出規制は当然かかってくるでしょう。イナゴが東アジアにまで進撃しないことを祈るばかりです。


スーパーから食糧が消える日

 僕が中学生の頃に社会の授業で習った日本の食料自給率が低いという点に関して、一向に改善はされていないように感じます。農水省の発表ではカロリーベースで37%とのことです。多くの食糧が輸入に頼っているという現状ですね。
 コロナ、蝗害など世界規模での苦難が訪れています。となると各国ともに自国民の救済が最優先となり、他国へと供出する食糧は少なくなるのが妥当です。今スーパーで売られている商品の6割が消えてしまったら一体どうなってしまうのでしょうか。
 自由経済が維持できなくなり、食糧配給制とかになるのでしょうか。いずれにしても、都市部には大打撃となることは間違いないでしょう。


2020年冬を生き残る3つの秘策

 万が一、日本も食糧不足になってしまった場合、どうすれば良いでしょうか。まず簡単にできることは備蓄です。防災同様、保存が効く食料を備蓄しておきます。ただ、防災のように数日分では全然足りません。
 そこで2つ目の方策、保存食を作るをオススメします。乾燥させたり、オイル漬け、酢漬けにしたりすることで保存食を作れます。僕は先月から釣りを始めたのですが、たくさん釣れたら魚を捌いて冷凍庫に保存しています。また、薫製なども行っています。
 3つ目はコミュニティを作ることです。僕は数年前から物物交換、物技交換を行っています。果樹農家に果物を送ってもらう代わりに魚介類を送っていたり、別な地方の方とはタケノコと山菜を送りあったりしています。それぞれの土地でたくさん取れる食べ物を融通し合うことで豊かな食卓を作れています。食糧不足になると、都市部に物資は欠品する一方、農家や漁師などがいる地方は食糧が豊富にある状況になります。彼らも自分たちが食いつめてまで出荷は行いませんし、まずは身近な所に配るでしょう。身近な関係性を築ければ一次生産者との直トレードが可能になるのです。

 番外編を1つ紹介します。それは家庭菜園です。僕も田舎の家にはすぐ裏に畑があり、今年は食糧危機を意識したので、少しだけ真面目に作付けをしました。自分で食べ物を作れるというのは、これからの世の中で、確実に安心できる暮らしの材料になると思います。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!