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禁止ではなく規制を。子どものたちの成長に合わせたおもちゃを選ぶ
娘はお絵描きが好きで、毎日何かしら書いています。
お絵描きするのはいいんですよ。
非常にクリエイティブな遊びですから。
ただ、それによって増える紙ゴミが問題で。
作品が積み重なっていくことは非常に大事なのだと思います。
我々にとってはゴミにしか思えないようなものでも
本人にとっては大切だったりしますからね。
ちゃんと作品をコレクティブしてくれるなら文句もないのですが、
なかなかそうはいかず。
あちらこちらに作品が転がっていると
奥様もついには噴火してしまうわけですよ。
こうした家庭の課題に対応すべく
僕が実施したソリューションは
8歳になる娘のクリスマスプレゼントに「タブレット」をセレクトすることでした。
タブレットを与えることのリスクをどう捉えるか
言いたいことはわかります。
小2の子にタブレットを渡しちゃって大丈夫なの?
ってことですよね。
正直、悩みました。
通信機器を自由に使えるようにするというのは様々なリスクを孕みます。
以前、使用していたiPadのパスワードを教えたら
隠れてパスワード解除し
勝手にアマゾンプライムを見ていたり
インスタのリールを見ていたりしていました。
誰かと連絡を取るかもしれません。
知らない間に高額の課金をしてしまうかもしれません。
そうしたリスクを考えるといくらでも浮かんできます。
投資でもよく言われますが、
リスクが大きいからリターンも大きいわけで。
タブレットというテクノロジーはリスクが大きい分、
子どもに対してのリターンも大きいと僕は捉えています。
なんでもダメダメ禁止する方が楽
子育てでよくありがちなのが
『禁止』することです。
あれもだめこれもだめ、ダメダメダメ。
年齢的にまだ早いから
危険だから
ケンカするから
理由は色々あると思うのですよ。
しかし、「ダメ」と言うのって楽なんですよね。
福島県の会津若松には
伝統的に受け継がれている教訓がありまして、
『ならぬものはならぬ』
というものです。
ダメなものはダメだという意味なのですが
今の時代にはかなり頭ごなし感満載で、
時代錯誤この上ない格言です。
ダメなものはダメだと
力や関係性が上の者が
理由も告げずに押さえつけてしまうのは楽なんですよ。
説明も納得も不要なんですから。
変な話、個人的に気に食わないとかでもまかり通るわけで。
子育てでは親がよく子どもにしてしまう構図ですね。
僕も心当たりありありです。
禁止よりも規制が成長につながる
前述したようにダメダメ言うのは簡単。
でもダメダメ禁止しているのって楽以上にメリットあるのでしょうか。
『君子危うきに近寄らず』
ということわざもありますが、
無難に生きていきたいのであれば正解だと思います。
理由とか難しいこと何も考えず、言われたままに流されて生きていく。
果たしてそれで幸せになれるのでしょうか。
リスクについて考えて
どの範囲でどのように使ったらリスクを最小限に抑えられるのか、
またどの程度であれば子どもも納得して利用できるのか
ガイドラインを作るのは正直煩わしいことです。
しかし、子どもの状況を考え
適切な範囲で、使いやすいような状態を維持するのは難しいことですが、
自分の成長につながります。
子ども自身もできる範囲とできない範囲をしっかりと認識することで
新しい体験ができるわけです。
新しい体験は成長の種です。
めんどくさいと避けてしまえばそれまでですが、
そこから一歩踏み出して利用してみることで
親子ともども成長する機会を手に入れられるのだと思います。
『禁止』ではなく『規制』を。
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