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「最も本物の自分」で自由に生きるとは
ウェルビーイングでグローバルな子育てオンラインコミュニティを運営していた時のこと。
成功とは何かを考える機会がありました。
そんな時、「成功とは幸せだ」という母の言葉が思い浮かんだ。
「成功とは幸せだ」を、私なりに解釈すると、
成功するためには、私が私の幸せに対して正直である必要があるのだと、私は思う。
なぜなら、
たとえあなたがお金持ちであっても、世の人気者であっても、誰もが認める有識者であっても、あなたが幸せでなければ成功したとは思えないのではないかと思うから。
成功が=幸せだとしたら、
成功の定義は一つとは限らない。なぜなら、「幸せだ」と感じることは人によって違うからだ。でも仮に、幸せになるための条件として、誰しもに共通していることがあるとしたら、私は、自分の幸せに正直であることだと思う。
自分の幸せに正直であればあるほど、最も本物の自分に近づくことができる。本物の自分とは、最も自分らしい自分のことを指す。
人は皆多重人格
私たちは皆、多様な人格を持ち合わせています。気づいていましたか?その中には、心地が良くて好きな自分もいれば、「こんな自分は嫌いだ」と思う人格や、まだ未発見の人格に今後出会うかもしれない。いずれにせよ、外交的な自分、内向的な自分、ポジティブな自分、ネガティブな自分、短所や長所も含めて、そのどれもが自分であることには変わりはない。
母親のお腹から産まれてきた時、私たちはまだ「自分」という存在を認識できない。生後18ヶ月〜24ヶ月してやっと、鏡に映る自分を見て「これが私」と自己認識できると言われています。幼児は最も自分らしいと言っても良い。彼らは、まだ社会的なルールや他人からの期待に縛られず、自分の感情や欲求を素直に表現することができる。泣きたいときは泣き、嬉しいときは全身で喜び、興味のあるものには夢中になって突き進む。「まだ脳も社会性も未発達で、未熟だから」という一言で終わらせてしまえばそれっきり。しかし私は、自分100%で生きる彼らの姿から大人が学べることは、たくさんあると思っています。彼らの姿は、まさに「自分らしさ」の本質なのではないでしょうか。
私たちは皆、自分100%で生きていたんですね。
しかし大人になるにつれて、「生きていくために必要なんだ」という理由をつけて、さまざまな人格(仮面)を取っ替え引っ替え、都合よく使いこなすようになる。いつの間にか、数ある人格の中に、本来の自分が埋もれてしまい、生きづらさを感じる人も少なくない。しかし、多重人格でありながら、その中には「一番自分らしい」と思える自分がいます。その自分を私は、「最も本物の自分」と呼んで、大事にしています!
「最も本物の自分」で自由に生きるとは
英語ではbe comfortable in your own skin.という表現があります。自分自身に満足している状態。「等身大の自分」とか「ありのままの自分」でいることを表します。誤解が生まれないように付け加えると、「ありのまま」とは、「自己中」とか「怠惰」な状態とは異なります。
①自分に正直に生きること
自分に正直に生きることは、ありのままの自分であることです。私たちは、その状態でいることが、最も心地良いと感じ、エネルギーが満ち溢れ、最も魅力的だになります。最も本物の自分は、心と身体が健康で、本来持ち合わせている才能やクリエイテビティを発揮できます。
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②自分を大切にして生きること
自分に正直に生きることは、自分を大切にすることにつながります。自分の気持ちを受け入れることや、偽ることなく他者に伝えることも、自分を大切にする行為の一つです。それ以外にも、嫌なことにはNoと言う。自分の意見をはっきり示す。自分の価値観だけでなく他者の価値観も尊重できる。余計なこと無駄なことには時間を使わないなどが挙げられます。また、自分を大切にできる人は、自然と他者にも優しくできる人です。本当のギバーは、自分にもちゃんとギバーできる人。
③自分を信じること
①と②を実践していると、大切な人・もの・ことで毎日が溢れてくるのでウェルビーイングが安定します。悩む時間と無駄な時間も減り、自分の直感が研ぎ澄まされます。すると、失敗やリスクを恐れることなく、自分を信じて行動することができます。起こってもいない未来に対する余計な心配も、自分を信じることができたら、自然となくなるんです。
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子育てでも、「最も本物の自分で自由に生きる」そんな母の姿を、子どもたちにどんどん見せていきたいと思う。
それでは、また来週✨✨