地図も荷物も持たずに、自分の人生に飛び込んでみたら
「地図も荷物も持たないで?
え、めっちゃ不安なんですけど。」
という声が聞こえてくるのは、気のせいか。笑
(Google mapがあっても迷う私は不安です)
が、改めまして、
今回も、最も本物の自分を見つける旅の続きです。
(ウェルビーイングの基盤となる自己理解について、近々マガジン化しようと思ってます✨)
過去を振り返ってみたり、今に意識を向けてみたり、未来を想像してみたり。一緒に人生の旅をするように読み進めてもらえたら嬉しいです。
自分を見失わずして、自分自身を見つけることはできない
自分を見失った経験を振り返りながら、読み進めていってください。
私の本格的な自己理解の旅は、16歳から始まりました。高校の時、「決められた成功への道」があると信じて、毎日12時間を勉強に費やし、良い大学にいって、良い会社に就職するのがたった一つのゴールでした。(今振り返れば「父親に認められたい」という承認欲求でしかなかったのですが)
しかし、あるとき、そんな道などないということに気づいてしまった。「今まで自分は一体何をやってたんだろう」と、やっと目が覚めたという感覚と同時に、目の前に見えていた道は、崩れ落ちてなくなったと思えば、新たな道が見えてきた。
真の自己理解とは
道を見失ってみてはじめて、今まで見えていなかった可能性が開ける。そして、「こうあるべき」という思い込みと、「人に認められたい」という承認欲求が強くて、聞く耳持たずだった自分の本音に、やっと耳を傾けることができる。
私はその後、大きく進路を変えて、留学を決意。全校生徒3000人の大学附属校でしたが、意外にも、留学を選んだのは私だけ。当時は、留学が今よりもずっと珍しいものだったから先生たちにも驚かれました。汗
シングルマザーになってからは、子ども片手に、地図も荷物もない状態で、冒険に飛び出すことになります。そうして学んだのは、自己理解の旅に、決められたゴールはないこと。その道のりは直線的ではなく、むしろダイナミックで変容するプロセスだということ。自分という人間と、とことん正直に向き合うことが、真の自己理解につながるオンリーワンの道だということでした。
自分を発見するための秘密のレシピ
「自分を見失わずにして、自分自身を見つけることはできない」英語では、You cannot find yourself till you lose yourself.と言います。
自己理解は、外からの影響で完成させた自分を手放すことから始まります。まずは、「社会がそう言うから」という理由で被ってきた仮面を脱ぎ捨て、手放すことで、最も本物の自分が前に出てこれる準備をします。固定概念や社会的なプレッシャーで飾られた仮面を脱ぐことは、自分をさらけ出し、本来の姿で他者と関わることなんです。
これが自己理解への重要なファーストステップです。私にも、仮面を脱ぎ捨て、自分を再発見するきっかけとなる、「人生のターニングポイント」がいくつかありました。先ほどお話しした高校受験の時、19歳で妊娠した時、流産を経験した時、事業が上手く回らず手放した時、といったタイミングで。何度も自分を見失っては進化してきたから、今の自分がいます。
自己理解のための3つの問い
「自分って一体何をしたいんだろう」
「自分はどうありたいんだろう」
「自分が本当に大切にしたいもの、幸せって何?」
真の自己理解のためには、この問いに対する具体的な答えを自分の中から見つけていくことが重要です。そうすることで、固定概念や社会的なプレッシャーで飾られた仮面を、少しずつ脱ぎ捨てることができます。
仮面を外して、コンフォートゾーン(居心地の良い場所)から抜け出してみると、なぜ自己理解が深まるのか。その理由は、「自分はこういう人間だ」という思い込みから自分を解放できることにあります。
私、実は、オタク並に大好きな映画があります。「ロード・オブ・ザ・リング」です😍
(え?あなたもファン?)
映画の主人公、フロドの話をします。フロドは選ばれ者として指輪を葬るために、生まれ育った故郷シャイアを出ることを強いられます。指輪を葬る旅は、まさにコンフォートゾーンから抜け出すことを意味し、フロドは、さまざまな試練が立ちはだかるであろう未知の世界で、自分に秘めた可能性を信じ、試すことになるわけです。
自己理解は1人ではできない
もう一つ自己理解に欠かせないのが、他者とのつながりです。
自分1人で「自分とは何者なのか」という問いに挑んでいる人がいるなら、今すぐやめたほうがいい。
私たちは自分をよく知っているようでいて、実はよく知らない。「いやいや、よく知っているよ」と思う部分ですら、外からの影響を受けて作り上げた仮面かもしれないからぜひ疑ってみてほしい。
自分はこういう人間だという思い込みから自分を解放するためには、他者の力を借りるのが1番。他者を通じて、自分自身を新たな視点で見てみよう。また、他者との関わりの中で、自分がどのように影響を受け(感情や価値観の変化)、どのように影響を与えているかを感じ取ってみよう。
最も本物の自分で自由に生きるには、自分を隠す仮面も、地図も荷物もいらない。
必要なのは、他者との繋がりと、常に自分に正直であること。
あなたの自己理解の道のりはどんな感じですか?
最も本物の自分を見つける旅は、まだまだ続きます。
どんなことでも、コメント、ご感想をいただけたら、嬉しいです!
それでは、see you next week.