海外在住日本語教師が思うハーフ赤ちゃんの名づけのポイント
発音しずらい日本語の音
長音
これは、「たろう」「しょうじろう」などの伸ばす音の事です。ローマ字で書くと分かりやすいかと思います。
例えば「たろう」ですが、ローマ字だと「taro」ですので、「たろ」と読まれてしまいます。
「しょうじろう」も「shojiro」なので「しょじろ」と読まれる可能性が高いです。
長音の「う」の存在の認識は、日本語ネイティブだと何の苦も無くできますが、実は割と難しいんです。
私は長音が大切であることを伝える際、よくレッスンでは「おばあさん」と「おばさん」・「しゅじん(主人)」と「しゅうじん(囚人)」などを出して面白おかしく使えています。
促音
促音とは「小さい”つ”」の事です。
「てっぺい」「いっぺい」など、名前にもありますが、外国人にとってこの「小さい”つ”」は認識しずらいんです。
「小さい”つ”」は一拍おいて読むのですが、これが結構難しいんです。
例えば「てっぺい」の言い方は
「1・2・3・4」
「て・っ・ぺ・い」
と均等に四拍です。
でもこれが、
「1・2・3」
「て・ぺ・い」
と三拍になってしまったり、
「1・23・4」
「て・っぺ・い」
「小さい”つ”」の拍が短すぎて3.5拍みたいな感じになってしまうんです。
なので、日本人から聞くとちょっと変な感じに聞こえてしまう時があります。
この拍の認識も割と難しいんです。
日本語の単語を知っていて、本人はその言葉を言っているつもりでも、この拍が無いせいで伝わらない事もあります。
この様に、日本語特有の発音が入っている名前は、強い希望がない限り避けた方が無難だと思います。国際結婚をして子供が生まれると、みんなが呼べる名前を選ぶことが大切だと感じています。
配偶者やパートナーが言えたとしても、おじいちゃんおばあちゃんが言えないなんてこともあり得ますからね。
ハーフ赤ちゃんの名前の候補
日本語教師として多くの外国籍の人に会ったり、自身も海外での生活経験を元に、50音順でハーフ赤ちゃんの名前の候補を作ってみました。
主にヨーロッパでの名前を参考に、日本人にも言い易い、そして漢字がつけやすそうな物を選びました。
国際結婚して赤ちゃんの名前で悩んでいる人や、日本人同士の結婚だけど、国際的な名前を付けたい人などに読んでもらえると嬉しいです。
興味のある方は、是非下記のサイトに目を通してみてください!
オンライン日本語スクール(仮名:Online Japanese School)サイト開設を目指しています。文字が分からなくても自主学習できる構成で検討中。複数人で行ってより良い物にしたいと思いますので、人件費のサポートをお願いできればと存じします。