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博士後期課程に進む前に!理系院卒が語る5つの重要な質問

こんにちは、れい です。突然ですが、皆さん博士後期課程ってご存じでしょうか?色々な定義がありますが、下記説明が分かりやすいと思います。

博士前期課程・・・「大学4年+大学院2年」で修士やマスターと呼ばれる。
博士後期課程・・・「大学4年+大学院5年」で博士やドクターと呼ばれる

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2010/02/16/1288658_2.pdf

昨今では博士後期課程に憧れる学生も増えていると聞きます。かくいう筆者もその一人でしたが、最終的には修士課程で卒業を選択、企業で研究開発をしています。今回は一人の理系院卒としての視点、企業研究員としての視点から「博士後期課程に進学すべきか?」についてお伝えしようと思います。

<こういった方にオススメ>
・博士後期課程への進学を悩んでいる
・博士後期課程の世間の目は実際どうなのか知りたい
と悩んでいる人はぜひ読んでみて下さいね。もちろん研究室配属前の方や博士後期課程への進学を決めている人も歓迎ですよ♪


結論(個人的見解)

博士後期課程進学は「一部企業を除き就職不利」「お金や人生設計に有利と言えるか疑問」で基本的にはオススメしてません。


以下、博士後期課程進学に関する大事な質問5点と解説をしますので、悩んでいる方は真剣に考えてみて下さい。

質問1. 周りからの「ドクターやめておけ」を振り切れますか?  
 この記事にたどり着いた方は、すでに周囲に博士後期課程進学について相談しているのではないでしょうか?やめた方がいいと言われても、最後にそれを飲み込むかどうかは自身が決めることです。 止めた方がいいと言われたり、不幸な出来事があったとしても【それでも博士後期課程に進学したい】と反論できる決意がないなら、博士後期課程の進学はやめることをお勧めします。

質問2. あなたの教授、先輩等は問題ないですか?許容できますか?
 所属している間は気づかないのですが、大学の研究室は非常に閉ざされた空間で治外法権となりやすいです。日付が変わるまでの労働や教授からの厳しい叱責はいい例でしょう。自分が許容できる程度の出来事であればいいのですが、【許容できない事件がこれまでに起きた】のならば博士後期課程の進学はやめることをお勧めします。筆者の場合、一からアイディアを出して仕上げた研究成果を先輩に丸々盗用されたこと、それを教授に相談すると「卒論研究の肝となる発想はその先輩が出したのだ」と事実と全く異なる回答されたことが許容できないことでした。
 他人の人格はコントロールできないことですし、博士後期課程というストレスのかかる環境では一層影響力が大きくなります。人格的に許容できるのか、という点は冷静に判断する必要があります。

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