他人優先のライターが好きなことをやる生き方に転換させた方法
他人を優先して、自分を後回しにする生き方をどのようにしてやめていったのか?
日常生活で具体的に何をしたのか?(何をしているのか?)
について語りたいと思います。
こちらが前回の記事。
他人優先の生き方を長年してきた人にとって、そのパターンを変えるのは至難のワザです。
できないから、いつまで経っても、自分の人生を生きられずにモヤモヤを抱えているのです。
40代の私は、相当年季入ってますから、それはそれはガチガチのコリコリです。
そこで私が最初に意を決してやったことは、
このまま生きた場合の、「最悪の未来を描くこと」でした。
普通はね、自己啓発書なんかでは、「最高の未来を描こう」って言うんです。
だから私も描きましたよ。
5年後、10年後の望む未来を。自分史上最高に輝く姿を。
リアルに、ありありと。
ただ、いくら思い描いても、ノートに理想像を書いても、またいつものパターンに戻っちゃうんですよ。いつの間にか周りからの頼まれごとに一生懸命になっている自分に。
で、あれ、なんか違うな~っと悶々とする。
いつか、やりたいことをやろう。
この仕事が終わったら、この手伝いが終わったら。
そうだ、来月には時間ができるから、そこからスタートだ!
それ、やんないですから。マジで。ホントに。
気づくと次の依頼や仕事が入っていて、私は相も変わらず人のこと(ヒトゴト)でバタバタしている。
最悪の未来を描いてみたら・・・
なぜ引き受けちゃうのかって?
それは、現状でもさほど困ってないからなんですよ。
人から求められるってなんだかんだうれしいもんだし、目の前のお金にもなったりするし。
ここで生き方を抜本的に変えるほど、いまいまは、困ってないわけです。
でも、心の奥で叫んでいる。
私は今の生き方はしたくないんだ!
もっと自分の望むように生きたいんだ!
このままじゃ嫌なんだ!
その声に応えてあげないと、浮かばれない。
このままじゃ死ねない。
そう思ってるのに流れを変えられない。
とうとう、限界に達したので、真逆のことをやってみたんです。
最高じゃなくて、最悪の未来を描いてみることを。
このままヒトゴトばかり優先し、
ヒトゴトで人生の大半を埋め尽くし、
自分の本当にやりたいことに挑戦しなかった未来を。
50歳の自分。60歳の自分。70歳の自分。
リアルに、ありありと・・・。
年齢的に、体力も仕事の需要もなくなり、やる気が失せている。
時々、人から頼まれた手伝いやボランティアをして日々が過ぎていく。
オーラは弱り、体はどこかしら調子悪くて、病院通い。
で、若い子とか、周りの生き生きしてる人たちをうらやんで、
「でも、私もまぁまぁ幸せだからいいか」と、言い聞かせている。
と、ここまで想像して、「あかん・・・こりゃあかん」と首を大きく振りました。
そして、「寝てる場合じゃない!」とソファからすくっと立ち上がって、パソコンに向かったのでありました。
私は、依頼されていたけれども、本当はあまり気乗りしない仕事に早速、断りのメールを入れました。
「実は仕事の方向性を変えたいと思っていまして、今回いただいたテーマはお引き受けするのが難しいです。〇〇と△△のテーマでしたら、ぜひお願いします!」
断りを入れる時、「相手に悪いなぁ」とちょっと気が引けましたが、先方はさほど気にしていませんでした。
どうしても私じゃないといけない仕事ではなかったからです。
「あ、そうなんですか。わかりました。こんなことを言ってはなんですが、ほかのライターさんを紹介してもらうことってできます?」
だよね、だよね、そうだよね。
(本当は「かもね かもね そうかもね」byシブがき隊)
そう、来るよね。
言われて一瞬、しょぼんとしますけど、代替可能な仕事ならば、私じゃなくてもいいのなら、
「今回の仕事は断ってよかった」のだと思うことにしました。
もちろん、私がもっと若くて、経験を積むためならば「喜んで!」と引き受けるところですが、もうそのフェーズではないことは明らかでした。
そして依頼された時、引き受ける「軸」としては、
・自分の心がワクワクするテーマ
・熱量を注げそうなテーマ
・成長できそうなテーマ
・「ほうきばらさんじゃないとダメなんです」的な企画
いわゆる、「未来につながりそうなもの」だけ引き受けることにしました。
そうして、最悪の未来につながりそうな道筋、流れを変えていくことにしたんです。
最高の未来へと流れを変えるために
これまでの私からしたら、「わがまま」に見えるかもしれない。
急に自我が芽生えた、反抗期の子どもに見えるかもしれない(四十過ぎの反抗期、こわっ)。
でも、自分の意思で選び、決断し、それを相手に主張することで、
常に受け身の弱々しい自分に主導権が与えられると同時に、パワーが宿り始めました。
何より、時間ができました、笑。
今までいったい何に時間を使ってたんだ?と不思議に思うぐらい。
数カ月に1回、「3、4泊のひとり合宿」をする時間もできました。
自分のための時間が作れたことで、
かねてからやってみたいと思っていた連載企画を出版社に提案してみたり。
「ほうきばらと話そう!」企画を立てて、座談会を自主開催してみたり。
ライティング講座やマンツーマンのライティングコーチなどにも挑戦してみたり。
ずっと始められなかったnoteも、しかり。
まだまだ、他人優先パターンは時々顔を出す時があります。何しろ根深いですから。
そういう受け身パターンに陥った時、この言葉で自分を奮起させるのです。
最悪の未来なんていらない。
私がつかみたいのは、最高の未来だ!
今もあがきつづける、40代であります、笑。
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