はじめての刺し子
ネットでたまたま見かけた「大槌復興刺し子プロジェクト」の刺し子。
岩手県の大槌(おおつち)町を元気にする、手しごとの価値を伝えるなどプロジェクトにすごく共感。 それと同時にふきんのやさしい風合いにものすごく惹かれた。
なぜか自分でつくってみたくなり、キットも販売されていたので先月6月に注文。
ワクワクしながら開封し、完成をイメージしてまずは説明書とにらめっこ。
老眼鏡を着けたり外したり。歳をとるとこのひと手間がやっかい(笑)
ネットやYoutubeでも刺し方をいろいろ調べ、一旦アタマの中でイメージし、さぁやるぞ!とスタート。
針に糸を通すのにしょっぱなからひと苦労(笑)
真っすぐに刺すのがなかなか難しい。糸があっちに向いたりこっちに向いたり。
はじめてだから失敗して当たり前なんだ、これは失敗するための基礎練習なのだと自分に言い聞かせながら針を進めた。
チクチクチクチク。完成をたのしみに地味な作業をゆっくり繰り返した。
出来上がったら何に使おう、ふきんもいいが籐のカゴのフタ代わりにふわっと載せて使おうかなどと妄想しながら刺した。
このゆっくりとした作業の中でいろいろ考えるのもとても有益な時間だと思った。心を豊かにする趣味がひとつ増えてうれしくなった。
それにしてもこの生成りの生地と草木染めの糸、ずっと手に持っていても飽きない。 やさしさを感じる風合いだ。