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やっぱり、身体を整えることは最強!!
ここ最近
コツコツ継続して通ってくださってる生徒さんたちの
声の飛躍がマジすごい!
一人一人がもつ響きを使いながら
その歌に必要な表現をのびのびとできているなぁと
聴いていてうっとりするし
その心地よい響きを求めて
伝えてきたことを実践してくださって
声や表現が育っていったプロセスを思い出すと
本当に嬉しいし感動する
その飛躍的な変化をしたお一人
Aちゃんはレッスンを始めた頃
声帯が合わさりづらいのか
息漏れのある声で
中音域から高音が出しづらそうだった
レッスンを重ねるうち
徐々に出るようになってきて
その感覚の変化を
新鮮にとらえて感動している姿はとても美しかった
*
Aちゃんがレッスンに通いつづけてくれている間に
私のレッスンも変化していった
身体を整える歌のレッスンに振り切っていったのだ!
身体を知って感じてもらうために
歌う時に身体がどのように働くのか
その機能を説明することはしていたし
出しづらそうなところは
身体のワークを取り入れて
声=身体
ということを伝え続けていたけど
声を出す前に身体を整える時間を
長くとることに躊躇があった
歌のレッスンに来てもらってるんだから
たくさん歌ってもらわないと!!
って
自分が大切にしてる
「身体を整えることで、声を出すための機能が自然に動き出す」
という想いを無碍にしてきたのだった
*
振り返るとAちゃんが飛躍的に変わったのは
私が身体を整える時間を多く取り始めてからだ
Aちゃんは長い間
「ユミコア」で
身体のトレーニングとメンテナンスしてきている
Aちゃん曰く
私がレッスンでやっている
歌のための身体を整えるワークと
ユミコアのワークがつながるらしく
体感も理解も深まっていっているようだった
身体のことを突き詰めると
アプローチは違くても
辿り着くところは同じなんだよねー
*
私は、声の出し方
「〇〇のような声を出すには△△をこう使う」
と、いった
How Toを教えることはない
いつも身体の状態を感じてもらい
私も声を聞いて身体の状態を想像して
対話を重ねて
そこから必要な身体の意識やワークを提供するだけ
身体を整えるワークは増やしたけど
それ以外のやり方は以前と同じ
ということは
Aちゃんの飛躍的な変化は
間違いなく
身体の整い方と比例しているんだ!!
*
ミックスボイスやベルカントなど
発声法や歌唱法を
解剖学的に
科学的に
と、いったボイストレーニングが増えている
見えない声のことを伝えるために
感覚的なこと以外で学べることは
本当に素晴らしい!!
私も解剖学は好きで勉強を続けている
(発生学も好き)
発声法に関するHOW TOもたくさん持っているし
それが過去の経験と結びついて
感覚的なものも伝えられる知識もある
でも
発声法や歌唱法でラベルをつけたり
「こういう声を出すために」
という
ゴールを目指す声の出し方を伝えると
違和感がいっぱいになるからか
自然とそういうことを伝えることはなくなっていった
私にとっては
大自然の一部としての身体から
未知なる声が現れる瞬間を体験するのが楽しいし
その体験をできた時に
いのちってすごいなー
っていう
感動と歓びがあるから
*
長いこと
ミュージカルを演る、創ることをしてきて
その中に「教える」ことが加わったおかげで
ここに辿り着いた
歌・ミュージカルを教えよう
なんていうことを思ったこともなく
ただなんとなくそう流れていっただけ
そんな私に
習いたい、教えてもらいたい
と、いう気持ちを持ってレッスンに来て
出会ってくださった生徒の皆さんが存在してくださるおかげで
こんなに
深くて温かくて壮大なことを感じることができている
これからの未来はわからないけど
何をしていたとしても
いのちってすごいなぁ
という感動を感じながら
次の一歩を踏み出して
その感動を分かち合っていきたいなと
願っている