口腔ケアが免疫力を引き上げる
まだまだ残暑で寝苦しい日がありますね。睡眠時間が短くなると、疲れが抜けず免疫力が低下します。
話は変わりますが、みなさん1日に何回歯磨きをしますか?実は、歯磨きは適切なタイミングがあるのをご存知でしょうか。
口の中に細菌がたくさんいるのは、歯磨き粉のCMでよく見ます。この細菌は、口を開けて寝ている夜間に増殖すると言われます。口腔内にキズがあると、増殖した細菌が体内に入り免疫を低下させます。また、不衛生な状態で誤嚥をすると、肺炎リスクも高まります。
これらを考慮すると…
朝食の前に歯磨きをするのが適切ですね。
私は、朝食前と朝食後、昼食後と就寝前の計4回歯を磨きますよ。歯磨き以外にも、口腔ケアとしてできることがあるのでご紹介します。
1つ目は、唾液による自浄作用です。これは、唾液が出ることで口腔内の衛生状況を改善します。唾液は耳下腺、顎下腺、舌下腺で作られて口の中に出てきます。マスク生活で口の動きが少なくなると、唾液腺への刺激も減っています。
そこで、唾液腺のマッサージがお勧めです。洗顔後に、耳たぶの下から下顎周囲をマッサージしましょう。
2つ目は、虫歯や歯周病の治療です。皆さんは、定期的に歯科検診をしていますか?虫歯治療で免疫が向上し、血糖コントロールも改善した例があるそうです。80歳まで自分の歯を20本残す目標で、定期チェックをしましょう。