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2023.7.24~今週の株相場
週1投稿を目指す、株の全体相場のまとめ!
・現在の日本株の推移
・アメリカの動向
・先週のポイント
・今週のスケジュール
・今週のポイント
上記の内容について、投稿し、自分の理解度を増やし、誰かの参考になれれば嬉しいなと思います。
◆日本株の推移
日経平均株価 32,304
2023.7.18~2023.7.21 32,457~32,304(-153)
前週終値~先週終値 32,391~32,304(-87)
連休明けの7月18日は、米国の銀行株の良好な決算などが評価されたほか、米・連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化の観測が後退したことで、日経平均株価は上昇。しかし、海外のテスラ社や、ネットフリックス社の決算が失望され、週末には下落に転じ、週間ベースでも下落となりました。
※SQ値・・・32,484.24 目安として頭にいれておきましょう。
〇月足
結果的には、6月も陽線ました。7月も後半にさしかかり、現状は陰線での推移。
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〇ドル建て日経平均株価チャート
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先週は、円高方向にドル円が動いたが、週末には、日本の金融緩和の継続を匂わす情報が流れ、一気に円安方向へと進路変更をしていっております。今週は、円安が日経平均にどの程度影響を及ぼすのか、確認していきたいところです。
※円安方向にいけばいくほど、海外からみた日経平均は割安にみられます。円高方向に動くほど、割高にみられます。
〇日経平均月別騰落率
2002~2018年の16年間のグラフです。
ただし、2008年のリーマンショックは含まない、実質15年間のグラフになります。
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8月にかけて、大きく下がる傾向があるので、今月7月はポジションを大きくとりすぎずに相場と向き合っていきたいと感じます。
〇週足
直近の目安としては、32,000円が支持線となっている印象。そこを割れたら先々週の安値、31,791円が下値目途での展開となりそう。
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〇日足
25日線を割ってきました。
再度25日線が重なった場面で、どういう動きを見せるのかが焦点となりそう。
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日本株の流れがどちらの方向とも今は思えないような方向感となっております。しかし、上がり続ける相場はありません。ですので今回もまた、下落についても頭にいれておきましょう。
私も短いながら、いろいろなショック安を経験してきました。それでも、なお今があるのは、諦めなかったから。長期的には上がる確率が高い。あくまでも確率ですから絶対はありませんが、そう信じる気持ちが大切。もし万が一、暴落がきたとき、過去の暴落を知ることは大変参考になります。書籍からいただいた情報を今後、振り返り記事を書く際には、毎回載せていこうと考えております。その情報を下記に添付いたします。
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〇過去の出来事からの下値目途
直近日経平均高値 33,772(2023年6月19日)
ITバブル崩壊
-64% 12,158円
サブプライムローン危機とリーマンショック
-62% 12,833円
東日本大震災
-18% 27,693円
チャイナショック
-29% 23,978円
ブレグジット
-9% 30,733円
コロナショック
-31% 23,303円
★日経平均の下限=日経平均のBPS×0.8
17,367(BPS)×0.8=13,893円(2023.7.21時点)
下落期間は、その時は長く感じますが、長くても3年。長い長い投資人生を送る中の、ほんの一時期と考えられるかどうかだと思います。その他に関しては、1年3ヶ月を除き、ほぼ短期で脱出しているといえるのではないでしょうか。
◆過去の下落目安(ナスダック総合指数)
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過去のナスダック総合指数の下落をみると、直近高値から約20%下落のパターンと、約30%の下落のパターンがあるように感じ取れます。日本株は、アメリカ株に連動する傾向もありますので、ナスダックの指標でも考えていきましょう。
ナスダック指数直近高値=14,358(7月19日)
20%下落 11,486
30%下落 10,051
◆VIX指数(恐怖指数)
VIX指数とは、米国株価指数のS&P500先物のオプション取引の数値を元に算出され、市場が今後30日間でどのような変動を想定しているかを数値化したものです。
30を超えると、警戒領域。相場は不安定な状態を意味します。
40を超えると、過去の暴落の歴史に刻まれるような状況。
(例)2008年リーマンショック 89.53
コロナショック 85.47
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〇VIX指数(2023年7月21日) 13.60
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◆日経平均騰落レシオ
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騰落レシオとは、〇日間の値上がり銘柄数合計を、〇日間の下がり銘柄数合計で割って求めます。
※騰落レシオで使われる銘柄数のカウントは、東証プライム市場の銘柄を対象としています。
つまり、数字が高い程、値上がりしている銘柄が多い事を示し、低い程、値下がりしている銘柄が多い事を示します。
120%以上が買われすぎ水準と考えられており、70%以下の場合、私は売られすぎと判断しております。
現在は、92%と徐々に下がっていっている印象です。
もう少し、詳しく、私が愛用しているものでみていきましょう。
□日経平均チャート
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日経平均チャートの下チャートに示されるものが、騰落レシオに関するチャートです。赤線付近が高値圏で、おおよそ推移し、その後下落をするという傾向がみられ、私の中では、非常に信憑性があります。現時点では上下はっきりしない展開だと私は考えております。全体的には、打診を検討しても良いのではという印象を受けます。
以下、市場別の状況です。
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市場別騰落レシオ
□東証プライム 92%
□東証スタンダード 109%
□東証グロース 87%
□東証プライム 92%
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□東証スタンダード 109%
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□東証グロース 87%
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〇全市場、小幅反発からの下落という流れとなっております。グロースは3月からの傾向から反発するラインにいるように見受けられるので、様子を見ながら押し目を狙っていくスタンスをとりたいと考えております。
◆海外投資家
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〇7月2週は2793億円の買い越し。
12週連続の買い越しから、一転売り越しに変化しました。しかし、再度買い越しに転じ、3週連続の買い越しになりました。強い、根強い需要があるんだと再認識できました。さらに、週末から円安方向に進んでいるので、海外からみる日経平均は割安にみられ、さらに買い需要が高まるのか、今後の動向も注目されます。
◆先週のポイント
□海外
良い点
・パーナキンFRB議長が「利上げは7月で最後となりえることはある」と述べた。
悪い点
・台湾の大手半導体メーカー、TSMCが今期売上高を下方修正した。半導体銘柄には悪い流れ。
・ネットフリックス社、テスラの決算が良くない。
・中国GDPが前年比+6.3%と予想以下。
□日本
良い点
・G20にて、植田日銀総裁は「持続的・安定的な2%インフレ達成には距離がある」と述べる。以下CPI推移の資料。
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悪い点
・金融緩和がいつまで続けていけるか、不安が残る。
□経済指標の振り返り
7月18日(火) 小売売上高 06月
米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したもの。米国の個人消費の動向を表している。米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、他の先進国より高い傾向にある。その為、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標となっている。
全体に占める売上高の割合が最も大きい「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接の関係がない要因による月ごとのブレが大きいこともあり、自動車を除いたコア部分の注目度が高い。
↓
[ワシントン 18日 ロイター] - 米商務省が18日発表した6月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.2%増加した。市場予想を下回ったものの、インフレ鈍化を背景に消費者の購買力は徐々に回復しているようだ。
◆今週のスケジュール
□米国
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□日本
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□欧州
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米国の動向により、世界株価が左右する影響が大きいので、下記に重要だと判断される指標をまとめます。指標により、地合いが左右される場合もありますので、当日にポジションをおとすなり、リスク管理ができるよう、経済指標も頭にいれていきたいところです。
□米国・その他
7月25・26日(火・水) アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 07月
FOMC。米国の金融政策を決定する会合。FRB7名の理事(総裁、副総裁含)と地区連銀総裁のうち5名(NY連銀総裁は常駐でFOMC副議長となる、残りは持ち回り)の12名が投票権を持つ。残り7名の地区連銀総裁、NY地区連銀副総裁も議論には参加するが、投票権を持たない。
7月27日(木) ユーロ・ECB政策金利 07月
欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関であるECB理事会によって決定される政策金利。政策金利決定を含む金融政策に関する理事会は6週間ごとに行われる(金融政策と関係のない理事会は別に開催される)。
7月27日(木) アメリカ・実質GDP(速報値) 第2四半期
国内総生産。米国内で新たに生産された財やサービスの付加価値を合計した名目GDPから、物価変動の影響を除いたもの。
7月28日(金) 日本・日銀政策金利 07月
日本銀行が年に8回開催する日銀金融政策決定会合において示される日本の政策金利。
◆今週のポイント
・中銀ウイーク。各国の金利動向に注意。
・決算発表シーズンになるので、決算発表日を確認した上で個別株の売買は必要。
・週末にかけ、金利の発表や、相場を左右する経済指標がある為、週初めに安易にポジションをとることはリスク。
今週も、社会人不適合者が、夢を叶える為に、株と向き合います。