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2023.8.14~今週の株相場

週1投稿を目指す、株の全体相場のまとめ!

下記の内容について、投稿し、自分の理解度を増やし、誰かの参考になれれば嬉しいなと思います。


◆先週のポイント

□海外
良い点
・中国が日本向け団体旅行解禁

悪い点
・PPIの結果

□日本
良い点
・日経平均は3万2000円台を維持
・SQ値、32,013.86円

◆今週のポイント

・お盆休み期間で市場参加者が限られそう
・決算発表を受け、好業績銘柄には物色傾向
・中国の訪日解禁を受け、インバウンド関連に注目

◆日本株の推移

日経平均株価      32,473
2023.8.7~2023.8.10      31,921~32,472(+551)
前週終値~先週終値   32,192~32,473(+281)

 先週の8月4日に節目の3万2000円を割り込んだこともあり、いったんは目先的な底入れ感が意識されました。また、為替市場で円相場が円安に振れたこともプラス要因と見なされました。
 ただ、8月10日に米国の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていたほか、決算発表がピークを迎えるなか、積極的にポジションを傾けてくる市場参加者は限られており、8日に一時3万2500円を回復したものの、その後の調整によって10日には再び3万2000円割れ目前まで下げる場面が見られました。
 しかし、予想を上回る決算を発表した銘柄への資金流入が目立ったことに加え、8月10日に中国政府が日本への団体旅行を解禁すると発表したことを受け、空運や小売などを中心としたインバウンド関連への物色が増加。買い戻しの流れが強まり、日経平均株価も切り返す格好となりました。(ZAIオンライン)

〇月足
結果的には、7月は陰線で終えました。上向き傾向に変化がみられますので、一旦様子みムードが続くように思えます。8月のSQ値は、32,013.86円。3万2千円が意識される展開。

(参照:四季報オンラインチャート)

〇ドル建て日経平均株価チャート

(参照:https://nikkei225jp.com/data/dollar.php)

CPI・PPIの結果を受け、円安方向へ転換。
1ドル144円となっており、日経平均株価には、良い材料となります。
しかし、過度な円安が続けば、海外からの仕入れ価格の上昇などにより、悪影響を及ぼすおそれもあります。
※円安方向にいけばいくほど、海外からみた日経平均は割安にみられます。円高方向に動くほど、割高にみられます。

〇日経平均月別騰落率
2002~2018年の16年間のグラフです。
ただし、2008年のリーマンショックは含まない、実質15年間のグラフになります。

(参照:ほったらかし投資の達人)

8月は、大きく下落傾向にあります。
注意して、相場に挑みましょう。
夏枯れ相場と言われる、8月は今年は今までと違うように感じている方も多いようです。今回から、日経平均売買代金も勉強していこうと考えております。

(参照:https://nikkeiyosoku.com/chart/trading_value/#google_vignette)

直近の売買代金の推移をみると、5月頃から増えだして、さらに最近代金が増えているようにも見て取れます。海外投資家の買い越しなどの影響もあるのかもしれません。今週から、売買代金の推移も確認していき、変化がみられるか確認もしていきたいところです。

〇週足
直近の目安としては、32,000円が支持線となっている印象。先週は、その32,000円を意識しているように、反発がみられました。

(参照:四季報オンラインチャート)

〇日足
25日線を割り、32,000円を意識する展開が続いています。
しかし、25日線を支持してきている指数を、発見する事ができました。
日経平均は、ファーストリテイリングをはじめ、寄与度が高い銘柄が存在することは確かな事実であります。その類似指数として、TOPIXのチャートをみてみましょう。

(参照:四季報オンラインチャート)

〇TOPIX
25日線で反発している事が分かります。
海外投資家は、もしかしたら、こちらの指数チャートを参考にしているのかもしれません。

(参照:四季報オンラインチャート)

日本株の流れがどちらの方向とも今は思えないような方向感となっております。しかし、上がり続ける相場はありません。ですので今回もまた、下落についても頭にいれておきましょう。
 私も短いながら、いろいろなショック安を経験してきました。それでも、なお今があるのは、諦めなかったから。長期的には上がる確率が高い。あくまでも確率ですから絶対はありませんが、そう信じる気持ちが大切。もし万が一、暴落がきたとき、過去の暴落を知ることは大変参考になります。書籍からいただいた情報を今後、振り返り記事を書く際には、毎回載せていこうと考えております。その情報を下記に添付いたします。

(参照:高配当投資入門 監修 長期株式投資氏)

〇過去の出来事からの下値目途
直近日経平均高値 33,772(2023年6月19日)

ITバブル崩壊 
-64% 12,158円

サブプライムローン危機とリーマンショック 
-62% 12,833円

東日本大震災
-18% 27,693円

チャイナショック
-29% 23,978円

ブレグジット
-9%  30,733円

コロナショック
-31% 23,303円

★日経平均の下限=日経平均のBPS×0.8
18,141(BPS)×0.8=14,512円(2023.8.10時点)

下落期間は、その時は長く感じますが、長くても3年。長い長い投資人生を送る中の、ほんの一時期と考えられるかどうかだと思います。その他に関しては、1年3ヶ月を除き、ほぼ短期で脱出しているといえるのではないでしょうか。

◆過去の下落目安(ナスダック総合指数)

(参照:週刊 野村市場展望)

過去のナスダック総合指数の下落をみると、直近高値から約20%下落のパターンと、約30%の下落のパターンがあるように感じ取れます。日本株は、アメリカ株に連動する傾向もありますので、ナスダックの指標でも考えていきましょう。

ナスダック指数直近高値=14,358(7月19日)
20%下落 11,486
30%下落 10,051

◆VIX指数(恐怖指数)

VIX指数とは、米国株価指数のS&P500先物のオプション取引の数値を元に算出され、市場が今後30日間でどのような変動を想定しているかを数値化したものです。
30を超えると、警戒領域。相場は不安定な状態を意味します。
40を超えると、過去の暴落の歴史に刻まれるような状況。

(例)2008年リーマンショック 89.53
  コロナショック       85.47

(参照:https://moneyworld.jp/news/05_00040073_news)

〇VIX指数(2023年8月12日) 15.06

(参照:https://realtime-chart.info/)

◆日経平均騰落レシオ

(参照:https://nikkei225jp.com/data/touraku.php)

騰落レシオとは、〇日間の値上がり銘柄数合計を、〇日間の下がり銘柄数合計で割って求めます。
※騰落レシオで使われる銘柄数のカウントは、東証プライム市場の銘柄を対象としています。

つまり、数字が高い程、値上がりしている銘柄が多い事を示し、低い程、値下がりしている銘柄が多い事を示します。

120%以上が買われすぎ水準と考えられており、70%以下の場合、私は売られすぎと判断しております。

現在は、103%と先々週よりも上昇し、100%を超えてきました。

もう少し、詳しく、私が愛用しているものでみていきましょう。

□日経平均チャート

(参照:マネックス証券)

日経平均チャートの下チャートに示されるものが、騰落レシオに関するチャートです。赤線付近が高値圏で、おおよそ推移し、その後下落をするという傾向がみられ、私の中では、非常に信憑性があります。現時点では上下はっきりしない展開だと私は考えております。全体的には、打診を検討しても良いのではという印象を受けます。

以下、市場別の状況です。

(参照:マネックス証券)

市場別騰落レシオ
□東証プライム   103%
□東証スタンダード 97%
□東証グロース   77%

□東証プライム   103%

(参照:マネックス証券)

□東証スタンダード 97%

(参照:マネックス証券)

□東証グロース    77%

(参照:マネックス証券)

〇全市場、小幅反発からの下落という流れとなっております。グロースは3月からの傾向から反発するラインにいるように見受けられるので、様子を見ながら押し目を狙っていくスタンスをとりたいと考えております。

◆海外投資家

(参照:https://nikkeiyosoku.com/overseas_trend/2023/)
(参照:https://nikkeiyosoku.com/overseas_trend/2023/)

〇8月1週は188億円の買い越し。
12週連続の買い越しから、一転売り越しに変化しました。しかし、再度買い越しに転じ、6週連続の買い越しになりました。強い、根強い需要があるんだと再認識できました。さらに、円安方向に進んでいるので、海外からみる日経平均は割安にみられ、さらに買い需要が高まるのか、今後の動向も注目されます。

□経済指標の振り返り
8月10日(木) アメリカ・消費者物価指数 07月
米労働省労働統計局(BLS)が、都市部の消費者が購入する商品やサービスの価格の変化を調査して指数化したもの。変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア部分の指数も同時に発表される。
                                                           ↓
[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年比3.2%上昇と、伸びは前月の3.0%から13カ月ぶりに加速した。ただ、市場予想の3.3%は下回った。家賃が上昇した一方、自動車や家具など財価格の下落が相殺した。

8月11日(金) アメリカ・生産者物価指数 07月
米国内製造業者の販売品目(約1万品目)について、価格を測定した指数(1982年=100)。指数の変化(前月比・前年比)の形で報じられることが多い。
                                                         ↓
[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比、前年比ともに伸びが加速した。サービス価格が約1年ぶりの高い伸びとなったことが背景。ただ、インフレ圧力が緩和しつつあるトレンドは継続している。

◆今週のスケジュール

□米国

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

□日本

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

□欧州

(参照:マネックス証券 経済指標カレンダー)

米国の動向により、世界株価が左右する影響が大きいので、下記に重要だと判断される指標をまとめます。指標により、地合いが左右される場合もありますので、当日にポジションをおとすなり、リスク管理ができるよう、経済指標も頭にいれていきたいところです。

□米国・その他
8月15日(火) アメリカ・小売売上高 07月
米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したもの。米国の個人消費の動向を表している。米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、他の先進国より高い傾向にある。その為、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標となっている。

8月17日(木) アメリカ・FOMC議事録 07月
年8回開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の要旨。会合終了から3週間後に公表される。FOMC結果発表時に示される声明では基本的に全体としての見解が示されているが、議事録では各委員の意見が示されており、今後の会合の動向を探る上での重要な材料として利用される。

今週も、社会人不適合者が、夢を叶える為に、株と向き合います。


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