出会った人(特に身内)と後悔しない為に。
先日も夜中に一人の尊き人生が終焉を迎え、ご葬儀の依頼を頂きました。
私達はいつ訪れるか分からない葬儀の為に24時間365日対応が基本です。
ご連絡を受けると、すぐに着替えて出発の準備をしてからお迎えに上がります。霊柩車に【お亡くなりになられた方のご尊体】をお乗せし、ご家族様を共に乗せ、向かう場所をお伺いします。一度自宅へ連れて帰りたいとのご希望に添えるべく、自宅方面へと車を向けました。
車内にて、少し会話のお時間があります。悲しみの中のご家族様ですから、不安と悲しみでいっぱいでしょう。いつものようにご家族様へ話しかけます。
私、「この度は、大変でございましたね。ご入院は長かったのですか?」
ご家族様、「ええ、ここには半年位前から入院してましたが、調子が悪くなりました。新型コロナウイルスの影響によりここ3ヶ月くらいは全く面会が出来ないようになってました。その間に病状が悪化し、一週間前に病院へ来るように言われたので面会に行きましたら、『危篤です。あと一週間位かも知れません・・・』と言われました。そしたら、もう・・・」
涙を溜めながら精一杯私に教えてくれました。
そのお姿を見ていると最後に会える機会が出来なかった事に対する悔しさや後悔をしておられるように感じました。さぞ、辛かったことと思います。
この事もそうですが、新型コロナウイルスの影響により病院や介護施設ではご家族の面会を制限したり謝絶したりしなければならない様な事態になってしまいました。
この事は誰の責任にも出来ないと思うのですが、今まで当たり前だったことが、この度の【緊急事態】により変わってしまったのだと思いました。この間に『ご遺族』となられた方々の事を思うと残念でなりません。こういった事は二度と起きてほしく無いことですが、何が起こるか分からないこの世の中に、大切な方との時間を日頃から大切にしてほしいなあと思いました。
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私も本日は休暇を頂き、夫婦団らんの有意義な時間を過ごさせて頂きました。明日からも一生懸命お客様の為になれるよう励みたいと思います!