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脳力アップ!認知機能を支える4つの栄養素🧠

私たちの脳の健康は、全身の健康にも深く影響します。特に記憶力は、認知機能を測る重要な指標のひとつですよね。しかし、脳の中の「海馬(かいば)」という部分は、加齢とともに徐々に衰えてしまいます。

でもご安心を!ちょっとした工夫でその働きをサポートできるんです。今回は、海馬を守りながら、認知機能を高める4つの栄養素をご紹介します。


海馬って何をしているの?

海馬は脳の左右に1つずつあり、記憶学習に深く関わっています。その主な役割は以下の通りです:

  • 新しい情報の処理と保存
    新しい情報を整理し、記憶として保存します。

  • 記憶の統合と形成
    短期記憶を長期記憶に変え、しっかりと脳に刻み込みます。

  • 空間記憶の管理
    家の中の配置や道順を覚える際に活躍します。

  • エピソード記憶の保存
    昨日あった出来事や楽しかった体験を詳細に覚えておく力です。


海馬がダメージを受けるとどうなるの?

海馬がダメージを受けると、特に短期記憶に影響が出ます。

  • 新しい情報を覚えにくくなる

  • 最近の出来事を思い出せない

  • 過去の思い出を突然忘れる

  • 空間認識が弱まり、道に迷いやすくなる


海馬を守る4つの栄養素

では、海馬の健康をサポートする栄養素を見ていきましょう。

1. オメガ3脂肪酸 🐟

オメガ3を豊富に含む食材(shutterstock)

オメガ3脂肪酸は、魚やナッツ類に豊富に含まれ、脳の健康維持に欠かせない成分です。特にDHAEPAが海馬の機能をサポートします。

研究例:

  • 70代の女性が魚油サプリを6か月摂取→記憶力と認知機能が改善、海馬の萎縮が遅延。

  • 65歳の男性がオメガ3を1年間摂取→認知機能の悪化が止まり、海馬の萎縮が遅延。


2. 抗酸化物質 🫐

ブルーベリーとダークチョコレート(shutterstock)

抗酸化物質は、ブルーベリーやダークチョコレートに含まれ、海馬を酸化ストレスから守ります。

研究例:

  • 72歳の男性が抗酸化食品を6か月摂取→記憶力と情報処理速度が改善、酸化ストレスが減少。

  • ランダム化比較試験で、ブルーベリーのポリフェノールが高齢者の記憶力を向上。

  • 65歳の女性がビタミンCとEを9か月摂取→短期記憶が大きく改善。


3. ビタミンB12 🥩

ビタミンB12を豊富に含むアサリの水煮(shutterstock)

ビタミンB12は、認知機能や海馬の健康に深く関わります。欠乏すると記憶力の低下や海馬の萎縮につながる可能性があります。

研究例:

  • 若い女性がビタミンB12欠乏→数か月の注射治療で認知機能と記憶力が大幅改善。


4. クルクミン 🌿

クルクミン(shutterstock)

クルクミンはターメリック(ウコン)に含まれる成分で、抗炎症作用があります。

研究例:

  • 60歳の患者が高用量のクルクミンを6か月摂取→記憶力と認知機能が向上、海馬機能の一部が回復。


まとめ

これらの栄養素を日々の食生活に取り入れることで、海馬の健康をサポートし、認知機能の維持・向上が期待できます。ただし、効果には個人差がありますので、具体的な摂取方法や治療については医療専門家に相談することが大切です。


詳しく知りたい方へ

この記事では、海馬を守るための4つの栄養素をご紹介しましたが、他にも生活習慣の改善脳トレーニングなど、認知機能を高める方法があります。さらに詳しい情報や最新の研究結果を知りたい方は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。


※本記事は一般的な情報提供を目的としています。健康に関するご質問やご不安がある場合は、医療専門家にご相談ください。

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