第10回わかち合い報告
2024.11/17(日)安城市民交流センターにて第10回わかち合いを開催しました。
【わかち合い】
初参加の方、何度もご参加くださっている方、アートワークにご参加くださった方。
それぞれの今を語り、耳を傾け合いました。
【セルフコンパッション】
〜自分で自分を抱きしめる〜「私への手紙」を行いました。
決して自分を否定することなく見守ってくれる、1番の理解者でもある友人の視点となり、皆さんそれぞれ私への手紙を書きました。
また日を置き、気持ちが向いたときに封筒を開け、それぞれの心に見える何かを感じてもらえたらと思います。
隣同士の方と優しく手を取り合い「あなたが幸せでありますように」と互いの幸せを祈り合い、セルフコンパッションを終えました。
【後半】
お茶をしながら今年最後のお茶会のひとときを過ごしました。 皆さんいつもこの時間はいきいき楽しそうです。
広い和室ということもあり、まるで賑やかな忘年会です♪
当事者間だから「分かるわかる!」と共感し合えることがあり、鎧を脱いで泣き、笑い合えることがあります。
お茶会の準備や片付け、差し入れ下さったたくさんのお菓子‥。
本当に皆さんありがとうございました。
最後にもう一度、それぞれ2人組になって手を包み合い「あなたが幸せでありますように」と祈りあい、2024年の会を終えました。
クリスマスやお正月…(初めて迎える方もいますよね)
ちょっと辛くなる時期であるかもしれませんが、
そんな時、互いに手を取り合った手の温もりが、あなたが幸せであるようにと伝え合った声が、
あなたをお守りのように守ってくれますようにと私も願っています。
11月、あたたかいひとときを共にしてくださって、ありがとうございました。
次回のわかち合い
2025.1/ 19(日)です。
アートワーク、2月予定です。
【ご感想】〜参加してみたいけど不安を感じておられる方に「参加された方はどうだったのかな‥。」というところが伝わる意味もあり、ご了承の上ご感想を紹介させていただいています。」
・今日もありがとうございました。 同じ苦しみを持つ皆様だから話せる。そんな場をご提供頂き感謝しています。皆さん闇から抜け出す為にあらゆる趣味やチャレンジをされていると感じます 。 医者やメンタルトレーナー等、誰も対応 出来ない崇高な世界で ご尽力頂いています。心から 敬意を評します。いつも 感謝しています。 ありがとうございました。
・自分と同じ境遇の方がいて、自分の気持ちをきいてもらえ、一緒に「そうだね」と言って涙してくれて本当にありがたいです。
スタッフの方の優しい誘導で話ができて毎回助かっています。今日来れたことに感謝しています。ありがとうございました。
・今日はありがとうございました。久しぶりに参加させていただいたわかち合いの会、いやされました。
ふだんはしまいこんでいる気持ちを表すことができる、このような場があることに感謝です。皆さんの気持ちが少しでもやすらぐことをねがっています。
・話したくない時は話さなくていい。話したい時は聞いてくれる。そんな雰囲気が心地良かったです。
辛い時や悲しい時、助けて欲しい時にも頼れる場所ができたことがとても安心できました。ありがとうございます。
・この日をずっと待っていた。私の唯一の楽しみの日。顔なじみの人もできて、新しい方とも出会えて‥。辛い日々を話し、聞いてもらい、話せる相手がいることの嬉しさを毎回感じます。この会に出会えて本当に良かったです。ありがとうございました。
・毎回リラックスして参加できます。同じような思いで時間を共有でき、よかったです。セルフコンパッションのワークも体験でき、強くなれそうです。ありがとうございました。
・わかちあい5回目の参加になります。『この2ヶ月も頑張ってきました!』『次の2ヶ月も一緒に頑張りましょうね!』そんな気持ちで毎回ここへ帰ってきている気分です。 前を歩く方からはいろんな経験談を参考にさせて頂き、近い時期で似たような歩調で歩く方の新たな決断に触発されたり、後から歩いてくる方々には『今は辛いけど大丈夫だよ、一緒にぼちぼち歩こうね』と、同じ境遇だからこそ、仲間が居て私も頑張る事が出来るなと毎回思います。ここで、共感したり、寄り添って貰ったり、応援されたり、応援したり、ほんと大切な時間です。今回も御一緒させて頂いた皆さま、この場を作って下さった主催者さま、ありがとうございました。また宜しくお願いします。
【振り返り】
早いものでリアンの丘2度目の11月です。今年は毎回、初めて参加してくださる方も増え、馴染んだお顔も増え、昔から知っていた仲間のように後半のお茶会はいつも賑やかです。
この日皆さんのお話を聴きながら、「何かをやってみる」が、ふわりと私の心に残りました。
もちろんそれぞれに時期があり「何もしない」も「やってみる」ことなんだと思います。
私自身は、他で携わらせていただいていた活動を春から休暇を取り「ちょっと休んでみる」と決め「やらないこと」をやってみていました。
限られた時間の中に少しゆとりを作り、忙しいままでは見えてこなかった「自分はどうしていきたい?何をやめ、何を続けていきたい?」という気持の変化をこの1年眺めてみたかったのです。
色んなものが見えてきました。
やめていいことや続けていきたいこと。また、他にも「皆がこうだからこうしていなきゃいけない、こうあるべき」という、自分を窮屈にしてしまう様々な思い込み。
私はもう大人なのだからと解決したつもりで無視してきたインナーチャイルド。
「今までよくやってきたじゃない。もう、あなたは自分の生きたいように生きていい、あなたの人生なのだから」
「あの日、父と弟を追い詰めた存在、そして何より自分を、もう、赦していい。赦すことを許可するのは誰でもなく自分自身で、それは自分を救い、解き放ってくれる。」
私の中の私が語りかけていました。
弟亡きあと開いた個展(命のきらめきや、自死は遠くの何処かで起きている事ではなく、映画やドラマの中の出来事でもなく、あなたのすぐそばにある事を感じ、考えるきっかけになればと開いた個展です)を、もう一度やろうかな‥と思うようになり、絵画も再びぼちぼちですが描くゆとりもできました。
(ちなみに今回の画像は、わかち合いの日を思い出しながら今日描いたアートジャーナルの1ページです。)
俯瞰しながら変化していく自分を眺め、様々なとらわれから解き放たれて行った1年でもありました。
「そうか、色々気付いたか。」
そんな父と弟の声が聞こえてくるようです。
2024年、出逢ってくれた皆様、いつも親切に対応いただき、場を貸して下さった安城市民交流センターのスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
まだまだ至らない点もあるリアンの丘ですが‥未完成な丘を皆さんと手入れしながら育てて行けたら。
そして参加してくださる方々がそれぞれに見いだしていく明日への1ピースとなる丘の時間であれば幸いです。
一気に寒くなりました。皆さん、どうぞお身体を大切にお過ごしください。