シュパーゲルの季節
ドイツやオーストリアでは、春と言えばシュパーゲル(Spargel=アスパラガス)の季節。
日本ではグリーンアスパラガスが一般的ですが、ドイツやオーストリアでアスパラガスと言えば、ホワイト(白)アスパラのことを指します。
実は私、まだその季節にドイツやオーストリアに滞在した事がありません。
なので、日本で食べる白アスパラをご紹介します。
ちょっと遅めの母の日として、母と地元のドイツ料理のレストランに行きました。
名古屋市にあるツァ・ディーレさんです。
ランチのコースに、アラカルトで白アスパラのお料理を追加しました。
まずはこちら、お口取りのアスパラのババロアです。
次の冷製オードブルは、自家製スモークサーモンやローストビーフ、ドイツ産チーズにマリネの盛り合わせ。
スープも白アスパラ、冷製スープです。
こちらがメインの、白アスパラのレモンバターソース添えです。添えられているジャガイモを崩して、ソースを絡めてアスパラと一緒に頂きます。
お皿に載ってる3本の白アスパラ、どことなく統一感がないと思いませんか?
実はこちら、3本とも産地が違うのです。
手前から、オランダ産、フランス産、北海道産の白アスパラです。残念ながら、ドイツやオーストリア産ではありませんでした。
こちらのお店、白アスパラ1本から注文出来ます。3本で注文したところ、産地が違うのが3種類あるからということで、ご用意いただいたお皿がこちらです。
オランダ産は太さはありつつも程よい柔らかさ、フランス産はこの中で一番太くしっかりとした噛みごたえ、北海道産はグリーンアスパラの食感そのままの感じで食べやすかったです。
コースのメインはソーセージの盛り合わせ。
こちらも3種類、香草入り、オールスパイス(スモーク)、プレーン。甘いマスタードを付けて食べるのはドイツ風です。
食後のコーヒーと一緒に頂いたデザートはこちら、赤ぶどうのシャーベット、チョコレートケーキ、ブランマンジェのココナッツ風味が可愛く1皿に載ってます。
今回、メニューにオーストリア産の白ぶどうのジュースがあったので別にオーダー。今ならロゼがありますよ、ということでロゼを注文しました。すごく自然な色合いの中に、しっかりと果汁が閉じ込められていて、美味しく頂きました。
6月24日の聖ヨハネの日にはその年の収穫を終えるシュパーゲル。その前に記事に出来て良かったです。