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【子育て】ヒゲ息子、両手を広げる
中学3年の息子の主張が激しい。
一度は親を否定するもの、それが成長だと聞いたことがあるが、それにしても面倒くさいと思うことが多々ある。
例えば、国からの給付金だ。
あれでゲーミングモニターを買えと言う。
自分の金だと言い張るが、そうなのか?
あまりにも堂々と言うので、私は、「そうか。」と頷きかけてしまう。
いかんいかん。
やつは頭の回転が早い。
残念ながら勉強にはあまり活かされていないが、生きていく要領はずば抜けて得ている。
誰に似たのか。
そんな息子だが、ゲーミングモニター以前はもう少し荒れていた。
私がどうやって手懐けていったかというと、それは『ハグ』だ。時間をかけてのハグである。
小さな頃は息子からハグしてきたけれど、小学校4年生ぐらいから、俺様ぶりを発揮するようになった。
お母さんは離れて歩いて、と言う。
それからはハグ激減。
しかも。
こちらからハグしようとすると猛烈に拒否する始末。
まあ、日本の文化じゃ当たり前かもだが、自身の海外滞在経験から私はハグ猛烈信者だ。
その効果は絶大だと知っている。
だからここに来て母はあえて荒治療にでた。
嫌がられても否定されてもハグをするのだ。
そうしたらどうか。
最初こそキモいと言われたものの、最近では彼の方から両手を広げてやって来るではないか。
もう私より身長もでかい。
あのヒゲは、ちょびヒゲからうすらヒゲになり、最近では泥棒ヒゲのようだ。
(そろそろ解決せねばならない、ヒゲ問題)
その上、夜は足裏マッサージをしてくれる。
実のところそれはしかし、彼の小遣い稼ぎでしかないのだが、この足裏マッサージが最高にうまいのだ。
まあ、でも可愛いもんだ。
両手を『あげられ』たら暴力ものだが、両手を広げてくれるのだから。
両手を広げるとどうなるか?
オープンハートということだ。
子育ては忍耐と執念、そして信じることだ。
ふむ。ハグの癒し効果は絶大です。