【子育て】ぷくぷくが止まらない

息子のコロナ太りがいよいよ深刻である。
中学ではバスケ部だが、コロナで休校中の今は部活もない。

そして、彼の辞書には『自主練』なんて言葉はない。
だから横にばかり伸びていく。

カウチポテトという言葉が頭をよぎる。
いや、彼の場合はもはやポテトだ、ジャガイモだ。
唯一手伝ってくれるのはテーブル拭きだけだなんて、恥ずかしくてここでしか言えない。
しかも、それには右手しか使わないから何のカロリー消費にもならない。

なのに。

彼は誰よりも食べる。
狂ったように食べるのだ。
そのがっつく姿に母は時より怒りさえ覚える。

いや、君はなんでも吸い込む星のカービィか。
いや、そんな可愛さはかけらもない。

うっすらヒゲの生えた中3男子である。

一説によると、子どもがある歳になると、子離れをさせようと母親からはそういうホルモンが出るらしいのだ。

なるほど。
犯人はそいつか。

最近都合が悪くなると、「母さんはお腹が痛い」と、生理痛だの排卵痛だの、全てをホルモンのせいにしているが、これでまた新たな言い訳ができた。

大人の階段を上っている息子だが、それで彼のコロナ太りが解消されるはずはない。
なかなか上手いことを言ったと思う。

コロナで大変な想いをされた人も多い中、我が家のコロちゃんはぷくぷくが止まらない。

しかし、それでも息子は息子だ。
可愛いのだ。



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