本気OLの行方～救急車

2020年3月脱サラし、起業＆新しい挑戦中のりかです＊

某大手一部上場企業に勤めた15年間
新人から最高責任者になり、妊娠出産・復帰・時短勤務を経て二人目の出産。そして単身赴任によるワンオペ育児中に救急車に乗ることになる。

片頭痛(前兆あり型)との付き合い

私がそれこそ15年以上持っているつらい持病。
それは片頭痛。
一般的に会話でよく出てくるような偏頭痛とは違います。
悩んでいる人、世の中にどのくらいいるのだろう。
この片頭痛は頭痛全体の8.4％で、多くが女性。
その中で前兆があるのは20％、ということは頭痛界の1.7％、私はここにいます。

20歳頃はじめて発症。
遺伝子によるものらしいので、元々持っていたということになる。
これを書くにあたり再度調べていたら、それらの記事を読んでいるだけで
吐き気がして、それで頭痛が出るわけではないけど長くは読めない。
休憩しながら書いています。

この持病で救急車に乗ったことは、この時まで一度もありませんでした。

前兆と症状

突然光のギザギザが視界の端に現れます。収縮した血管が
視神経を圧迫するからだそうで、これを閃輝暗点と言う。
画像例がネットにたくさんあるので載せたかったけど、
見ただけで本当に見えそうで気分が悪くなり貼れず；

光の範囲はみるみる広がり、視界全体がギラギラで見えなくなる。
目をつぶっていてもギラギラだけが見える；
私の場合10分ほどで治まり、そしてどん！(血管拡張)と
脈を打つものすごい頭痛と吐き気が襲ってきます。
勝負は前兆が現れたら出来るだけ早い内に吐き気止めと、血管が拡張する前に脳神経内科で処方された専用の血管収縮作用の薬を鼻から注入することが重要。
頭痛がはじまると吐くので吐き気止めが飲めなくなるのと、前兆時に薬を入れることが一番効果が良いと言われているからです。

8時間ほどで全く動けない状態から、お手洗い等必要にかられて起き上がったり部屋の中を動ける程度に。
そして私は光と音が過敏になり、明るさと音で痛みと吐き気が増します。
静かで暗いところで寝る、まさにマニュアル通りの状態。
動く度に脳が激しく揺れてつらい痛みがあるのは24時間ほど続く。

要因は人それぞれ

脳外科の先生も、患者本人が思う原因が一番合っていると言うくらい。
長年の付き合いで私の場合、カフェイン不足が引き金になります。
そしてそれは飲み物、さらにはコーヒーからが一番有効に吸収されるよう。
今は一日2杯以上、必ずコーヒーを飲みうまく予防できています。
こんな登場ですが、元からコーヒー毎日飲むし好きでよかった！
どうやら摂り過ぎは問題なし。(取り過ぎたら発生する人もいる)
コーヒーが飲めない時は、緑茶やコーラーで少しでもカフェインを摂る。
毎日欠かさず気をつけています。
それでも思うように摂れていず、頭痛が発生してしまうエピソードが複数、一体何回note.の記事を書けるのか？という量あったりします。

2019年10月

その日は日曜日で、だんなが単身赴任先から帰ってきていました。
金曜夜中(土曜朝)に帰ってきて、日曜晩にはまた出発。短い。

昼前
一年ぶりくらいに前兆が！なぜ！コーヒー飲んでるし！
久々だし、カフェインもしっかり摂れていた自信がある時期だったので薬がすぐに出てこない・・
もはや光で視界も見えないし、カフェィンしっかり摂ってるし、今回はなにか別のメカニズムで前兆だけかも、とわけのわからない考えをしながら横になる。(前兆だけで頭痛がない人もいる)

どどどどーん！きたー！痛い！吐く！薬ー！と
部屋を這ってガサガサ。(痛すぎて目ほぼ開いてない）鼻から注入。
せっかくだんなが帰ってきていたのに、そこからほとんど動けない。
人によっては薬が合えばほぼ普通に戻るらしく、私は全種類試したけど一番合う薬で上記の回復具合なので、本当にうらやましい。
晩なんとか起き上がれて、だんなが帰宅して、子供たちと2階で就寝。

23時頃
寝ていたのにギラギラが見えて目が覚める！最悪だ！
今度はすぐ薬を注入するも、前兆中から痛み出し、ズンズンズン！
いつもより痛みも吐き気もひどく、慌ててお手洗いに行ってなんと吐く。
そのままのたうちまわっては吐くの繰り返し。
痛すぎて目が開けれないけど、なんとかだんなにラインする。
明日病院に行く？と軽い返事が来たけど、違います！

自分で救急車を呼ぶ

救急車呼ぶ？呼ばない？これ本当悩みます。
簡単に呼んだらだめだし、意識あるし、だんなはまだ電車の中だったので、そもそも自分で呼べるなら大丈夫に入るのでは？とか。
だけど一向に治まることがなく、痛みでころがり吐くこと約一時間。
もうだめだ、自分で呼ぶほど緊急事態だと救急車を呼ぶ。
(先に朦朧と110にかけて違うと言われる；)

私は必死に一階に降りて鍵をあけ、そのまま玄関付近のお手洗いで吐く。
救急車を呼んでから10分ほど？で到着、救急隊が入ってくる。
考えたことがありませんでしたが、元気な大人が一緒にいないと子供は連れて行けないとのこと。そらそうだ。
23時過ぎにだんなから連絡を受けてた私の父が、すぐタクシーに乗って向かってくれていたので、お父様を待ちましょうとなる。
救急車が来てから10分ほどで到着。夜中なので30分で来てくれた。
私もよく知ってる従業員と一緒にそのまま2人で来てくれて、子供は寝かせたままその人が家にいてくれることになり、私と一緒に父が救急車に乗ることに。

救急車でも吐き続けながら、病院に到着。
痛すぎて開かない目をこじ開けられて、脳の異常がないかを見られる。
すでに自分で点鼻していた薬は心臓の負担がすごく連続で打てないので、それより弱いものになるが痛み止めと吐き気止めを点滴してもらう。
弱いと言っても点滴は直で入れるだけあって効果は低くないと感じる。

動くと吐きそうになりながらも4時頃タクシーで帰宅。
だんなは0時過ぎに単身赴任先に到着したのに、そのまま
レンタカーでＵターンして朝5時半に帰ってきてくれた。ごめんよ(涙)
そして翌日だんながお義母さんを呼んでくれていて、
しばらく私がお世話になります。
遠方から来てくれるみんながいて、実の母がいずだんなも近くにいないけれど、まだ恵まれている方だ。

ここからまだ何度もこの片頭痛が発生しながら、
回復までに一ヶ月間かかることになり、この後のことを考え出すのです。




次回は救急車をきっかけに考え出した今後
様々なライフイベントを経験していきます。

その時々の想いと行動、心の内を、時代ごとに綴っていきます。

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本気OLの軌跡
①本気OL15年、この度脱サラしました。　
②全力OL時代～本気OLのはじまり
③全力OL時代～一番大切な人との別れと出会い
④全力OL時代～結婚と仕事と熱い想い
⑤全力OL時代～妊娠と仕事とからだ
⑥復帰しても本気OL～出産と復帰
⑦復帰しても本気OL～時短勤務と妊娠
⑧本気OLの行方 ～二人目出産と単身赴任
⑨本気OLの行方～ワンオペ育児
⑩本気OLの行方～救急車
⑪本気OLの行方～OLじゃない未来
⑫本気OL15年、この度起業しました。
ぜひご覧ください♡