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わたしたちがWhyにこだわる理由

弊社ローカルベンチャールーム(以下 LVR)の事業のひとつ、起業家養成プログラム「LOCAL VENTURE ACADEMY」には、起業を目指す人が全国から集まります。
半年弱かけて喧々諤々と事業プランを練り上げていくのですが、そのプロセスでとても大切にしているのが「Why」。ほぼすべての参加者が躓くポイントでもあります。

Whyとは、「なぜやるのか」。
その事業(ソリューション=How)を通して、どんな負/不を解決したいのか? 誰を助けたいのか? を、とことん突き詰めていきます。
問題意識云々より打ち手であるHowを磨きたい人も、なかにはもちろんいます。しかしどんなに素晴らしいビジネスモデルだとしても、Whyがブレれば事業も起業家自身のモチベーションもブレてしまいます。
実際に起業すると壁にぶつかることは往々にしてあるでしょう。そんなときに立ち戻ることができ、進むべき方向を見定めることができる“道しるべ”のような存在が「Why」なのです。

会社におけるWhyは、つまるところ「企業理念(ナウくいえば「パーパス」)」。社員がそれを理解するのは大前提ですが、LVRのメンバーは「わたしはなぜLVRにいるのか?」「なぜこの事業をLVRとして行うのか?」をひとりひとりが考え、事あるごとに認識を擦り合わせる習慣が身に付いています。
イケイケだったり手間やコストがかからなさそうなHowの選択肢がテーブルに乗っていたとしても、それらに飛びつくことはせず「ほんとうにそれでいいんだっけ?」と思考を巡らす癖がメンバー全員についているような気がします。
逆に、「Whyのためなら手段を選ばない」という大胆さも時に持ち合わせていたり(多少ビビりつつ)。スタートアップだからできることかもしれませんね。

LVRのメンバーも、起業家も、起業家の卵たちも、正解がわからないのはみんな同じ。けれど、ひとりひとりの胸の奥にある「Why」を拠り所にすることで、一歩一歩前へ歩みを進めていけるのです。


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