【セミナーレポート】毎年恒例の「ICT活用セミナー」を開催しました
学校で先進的にICTを活用しているLibry導入校の先生に実践内容を発表していただく、毎年夏恒例の「ICT活用セミナー」を開催しました。今夏は8月27日、28日、29日と3回実施。ここでは、それぞれの発表内容をご紹介します。
各セミナーの動画は、Libry公式YouTubeチャンネルでご視聴いただけます。
Libry公式Youtubeチャンネル
2024年8月27日実施:沖縄県立コザ高等学校
沖縄県立コザ高等学校では、Libryに蓄積される学習履歴データを活用して、生徒の「主体的に学習に取り組む態度」を評価しています。
2023年度に取り組んだ成果として、生徒に対して実施したアンケートの集計結果から、1学期末と比較して3学期末には、評価方法に納得する生徒、自分で計画的に学習する生徒がそれぞれ増えたことがわかります。
また、2023年度の運用方法をブラッシュアップし、2024年度は生徒への周知や説明をより丁寧に行うことで、1学期時点での学習への意識や成績に対する納得感が、前年度と比較して高まりました。
同校の、学習データを活用した観点別評価の実証に興味がある方は、2023年度の取り組みの成果をまとめたプレスリリースも併せてご覧ください。
2024年8月28日実施:埼玉県立春日部女子高等学校
埼玉県立春日部女子高等学校では、Libryの課題配信・回収機能によってノートチェックなどの業務負担を軽減して時間を創出。学習状況の可視化によって苦手やつまずきを把握・分析し、生徒に対してより丁寧な指導やサポートができるようになりました。
シラバスをもとに学習計画や目的を共有し、生徒が自分の特性に合わせた目標を設定できるようにしています。授業はグループワークを中心として、教え合うことによる学習効果の向上を図り、生徒の主体的な学びを促進しています。
また、学習履歴データを活用して「主体的に学習に取り組む態度」を評価する取り組みも進めています。
2024年8月29日実施:神奈川大学付属中・高等学校
神奈川大学附属中・高等学校では、ICTを積極的に活用したさまざまな工夫によって、生徒の主体性を引き出す授業づくりをしています。
実験を取り入れた問題解決型学習や、生成系AIを活用した探究型学習などを実施。生成系AIを活用した授業では、オリジナルのキャラクターや音楽、ゲームをつくるなど、生徒が個々に主体性や創造性を発揮しています。
学習評価においては、Libryのルーブリック評価機能を活用しています。このように、ICTを効果的に活用することによって、学習効果を高めたり、教員の業務を効率化したりすることが可能です。
セミナー参加者からお寄せ頂いたご感想
今回も多くの教育関係者の皆さまにご参加いただきました。参加者に対して実施したアンケートでいただいた感想の一部を抜粋して紹介します。
ご登壇くださった田港先生、中谷先生、佐藤先生、ご参加いただいた皆さま、アーカイブ動画を視聴していただいた皆さま、ありがとうございました。
本セミナーは夏の開催を毎年恒例としていますが、今後も時期を問わず、さまざまなテーマでの開催を予定しています。
◆Libry「ICT活用セミナー」とは?
学校で先進的にICTを活用しているLibry導入校の先生に、その実践内容や成果を発表していただくオンラインイベントです。中学校・高等学校の先生をはじめ、広く教育関係者の皆さまに、ICTを効果的に活用した授業づくりや教科指導、学習評価などの参考にしていただける内容となっています。
今回より前に実施したセミナーの動画も、Libry公式YouTubeチャンネルでご視聴いただけます。
Libry公式Youtubeチャンネル