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【北米エンタメニュースまとめ】アニメ「BLEACH 千年血戦篇」に新バトルシーン、オハイオ州に日本漫画専門店、GameStopがNFTマーケットプレイス立ち上げ
北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も歓迎です。
業界ニュース
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」、「新バトルシーン入るかも」久保先生インタビュー
全世界でファンが楽しみにしているアニメ「BLEACH 千年血戦篇」。このたび北米で「BLEACH」の英語版の出版を手掛けるVizMediaによって原作者の久保帯人先生のインタビューが公開されました。インタビューの中で久保先生は「もしかしたら(原作にはない)新しい戦いが描かれるかもしれない」と発言されました。もともとは原作で描きたかったものが、省略せざるをえなかったようです。すでにアニメ製作チームに先生は助言をされているようで、完成が楽しみです。
実写ドラマ『幽☆遊☆白書』蔵馬役は志尊淳 試行錯誤のビジュアル公開「2~3年くらいかけて」
相次ぎ実写化される漫画。1990年代の人気漫画「幽☆遊☆白書」もNetflixでの実写化を控え、この度一部の主要キャラクターのビジュアルが公開されました。蔵馬役の志尊淳さんによるとビジュアルは2ー3年ぐらいかけて試行錯誤したそうです。私は「幽☆遊☆白書」の場合、舞台版でうまくいったのでドラマもうまくいくのではと勝手に思っています。あとは役者の演技力に期待です。
集英社とVizMedia、海賊版サイトへの法的手段を検討か
足元のグローバルな漫画市場の拡大、それによる出版社による積極的な海外進出と、漫画ファンにとってはいい環境が続いています。しかし経済規模の拡大に伴い、頭が痛いのは海賊版サイトの広がりです。シンプルに「漫画を読んでみよう」と思った人にとって、オフィシャルと海賊版のサイトはなかなか区別がつきにくい。(海賊版はUIも洗練されています)そうした動きに対して日本の出版社は積極的に対策に乗り出しています。この記事もその動きのひとつとして、集英社とVizMediaが海賊版サイトへの法的手段を検討していると伝えています。
米オハイオ州シンシナティに初の日本漫画専門店
日本ではリアル書店の閉店が相次いでますが、実は米国ではリアルの書店数は増えています。その多くは一般書店というよりも特色のある書店です。その中には日本の漫画を取り扱う書店もあるようで、この記事が紹介するオハイオ州のシンシナティの「Manga Manga」もそのひとつ。(名前がストレートでいいですね)ラインナップは新旧のヒット作、名作を取り揃えているようで日本人としても訪れてみたいです。
テクノロジーニュース
NFTの技術、リアル店舗にも導入
https://cointelegraph.com/news/nfts-become-physical-experiences-as-brands-offer-in-store-minting
暗号資産そのものの価格が軟調にもかかわらず注目を集めるNFT。デジタル資産ということでインターネット上での動きが注目されますが、その動きはリアルの店舗にも広がっているようです。こちらの記事は、イタリアの靴ブランド、フェラガモが新しくNYCに開いた店舗で、NFTのインスタレーションを体験できるようにしたというもの。もちろんブランドとしては、NFTに親しむ層へのアピールがあると思いますが、既存顧客にNFTを伝えるという触媒の役割も果たしそうです。
NFTは今、SNSなどのプロファイルイメージやコレクティブとしての価値を高めていますが、こうしたリアルのインスタレーションも広がれば、NFTそのものの価値を上げていくことになりそうです。
GameStop、NFTのマーケットプレイスを立ち上げ
乱立するNFT市場。また新たなプレーヤーの参戦です。こちらは米国を中心にゲーム店を展開するGameStopがNFTのマーケットプレイスを立ち上げたというニュース。ここまで乱立すると、どのマーケットプレイスが生き残るのは競争も厳しくなりそうです。
NFTマーケットプレイスのOpensea、リストラへ
なぜならマーケットプレイスを運営する企業は「暗号資産の冬の季節」を迎え軒並み苦しんでいるからです。こちらはマーケットプレイス大手のOpenseaが従業員の2割をリストラするというニュース。
NFT市場については取引そのものは活発ですが、NFTの取引通貨である暗号資産の相場が低迷し、単価が下がっています。マーケットプレイスの多くは一定の利率でかける手数料を収入源としているため、取引単価の低下は手数料収入の減少に直結します。そうしたなかでOpenseaも苦戦を強いられているのではないでしょうか。
米ディズニー、ポリゴンら6社を事業開発プログラムに選出
ただ前回までのリポートで書いたように、投資そのものは続いています。こちらは米娯楽大手のディズニーが今年の事業開発プログラムに、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを提供するポリゴンなどを選んだという記事です。プログラム終了後も協業する方針といい、ディズニーのコンテンツに暗号資産やNFTを使ったものが相次ぎ出てくる可能性があります。
Snapchat、NFTフィルターの利用を可能に
https://www.coinspeaker.com/snap-nfts-filters/
起亜アメリカ、NFTキャラクターをPRキャンペーンに採用
スタートアップ各社、Web3時代のメッセージプラットフォームの確立へ
NFT付シャンパン、250万ドルで取引
リポート
「出遅れた日本は凄まじくラッキー」日本における暗号資産の未来セッションレポート
7月6~8日に沖縄で「IVS2022」が開催されました。スタートアップカンファレンスであるIVSでは、暗号資産もテーマになりました。リポートはかなり読み応えがありますので、今は相場が下がっていますが「そもそも暗号資産って何?その未来は?」と考えたい方はぜひ。
追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。
グリー社のマンガ事業への新規参入は面白そうです。Webtoonが出てきたことで、分業してきたゲーム会社はマンガも分業で作れると気が付いたのではないでしょうか?マンガ好きとしてはとにかく面白いマンガが増えてくれるのはうれしいです。
今週はここまでー。引き続きよろしくお願いします。