山本たくみの皆もすなるエッセイを(1)【金曜日記事】

こんばんは。山本たくみです。私はあまり自分のことを語らない自称ミステリアスな男ですが、ここでは少しだけ自分語りをさせていただこうと思います。今回は私が俳句を始めたきっかけについて書きます。俳人同士の飲み会なんかでよくこの話題になったりしますよね。リブラでも例のごとくこれについて話したのですが、ちょっと面白いねと言ってもらえたので、ここに記しておきます。

俳句を始めた話~それがきっかけで~

俳句を始めたきっかけ。一言でいってしまえば、『プレバト!!』です。これで終わるわけにもいかないので少し詳しく。そもそも『プレバト!!』というのは2012年10月11日から、TBS系列で毎週木曜日の19:00 - 20:00(JST)に放送されている毎日放送(MBS)制作のバラエティ番組(Wikipediaより)ですが、初期から観ていたわけではありませんでした。
ある日、大学の友人E口くんがテレビをくれました。卒業のタイミングで地元に帰るので不要なのだと言います。ついでに使っていた録画用HDDもくれました。これが私と俳句との出会いです。そこには毎週録画されている「プレバト!!」の山がありました。1つ2つと観はじめるうちにすっかりハマってしまいました。様々なコーナーがありますが何といっても俳句のコーナーが面白かった。後の師である夏井いつきの大らかな毒舌エンターテインメントに魅せられ、言葉の面白さに魅せられ、俳句っておもろいな、俺でもできそう、まんまとそう思ってしまいました。そして2018年の年末に俳句の入門書を買い、2019年に俳句を始めることになります。今思えば、テレビで「ハモネプ」にハマりすぎて大学でアカペラサークルに入った私にとってはごく自然な流れと言えるでしょう。昔から影響されやすいんですね。

初投句の話~山本先生爆誕~

俳句を始めるといってもプレバトの俳句しか知らない私は「夏井いつき 俳句」で検索。通販生活というサイトの「夏井いつき先生の俳句生活~よ句もわる句も~」というコンテンツを発見します。ここに送るとどうやらプレバトの先生に俳句を見てもらえるらしい。当時募集中の兼題「マスク」を仕事の合間や仕事の最中に必死で考え、11句投句しました。大したものです。そしてここで懺悔タイムです。当時複数の俳号で投句してはいけないという常識を持ち合わせていなかった私は、たくさん出して選ばれた俳号を次から名乗っていこうという考えのもと「ティーチャー山本」「Y.たくみ」など計5つの俳号で投句してしまいました。(その節はすみませんでした。よい子のみんなはけっしてマネしないように。)その中に、今後名乗ることになる「山本先生」の俳号もありました。
当時の句を見てみましょう。

ホットワイン机上のマスク金曜日
/山本先生

ひゃあ。赤面。

乗車率マスク率120%
/Y.たくみ

これはちょっとおもしろいかも。

マスクは真白千円札は真直ぐ
/やまもとたくみ

マスク と 真直ぐ のダジャレが言いたかった句。他の句は没か佳作でしたが、この句だけ「人」をいただいたように記憶しています。

そんなこんなで、この俳句生活と後に見つけた俳句ポスト365の兼題でのみ俳句を作って締め切りを逃したり逃さなかったりする孤独な俳句ライフがここから1年半以上続きます。
ちなみに、俳号の「山本先生」はもちろん職業に由来していますが、もう一つ理由があります。大学の友人にK川君という人がいます。彼は卒業して高校の教員になったのですが、1年で辞めて吉本興業の養成所、NSCに入学しました。そして芸名「北川先生」として活動し始めます。感化されて私も「山本先生」を名乗ったというどうでもよい話でした。(あ、どうでもよいのは全部か。)

それでは今回はこの辺で失礼します。
次は塚本櫻𩵋にバトンパスです!


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