山本たくみの皆もすなるエッセイを(6) 【金曜日記事】
西村麒麟主宰からは
という評を頂きました。肝に銘じて時折句をいい声で囁いていますがあまり相手にされません。
今回はそんな「妻」についてを恥ずかしげもなく書こうと思います。
出会いと俳句の話
出会いは社会人のアカペラサークルです。共通の趣味ですね。初デートは映画でした。『人間失格 太宰治と3人の女たち』二階堂ふみをはじめとする女性キャストのRが指定されるような大胆な姿に気まずくなったのを覚えています。そしてなんやかんやでお付き合いが始まります。すごくいい人なので私の趣味にも付き合ってくれ、当時ハマっていた日向坂46のライブについてきてくれたり、選んだスニーカーを履いてくれたりしました。そんな中で俳句もうっすらやってくれました。立派に俳号もあり「あらせもんじ」といいます。余談ですが「あらせもんじ」はドラマ化もされた漫画『医龍』に出てくる麻酔科医から来ていて、それと同じお仕事をしています。
たまに吟行句会にも一緒に来てくれます。早稲田大学に吟行に行った際に作った次の句が印象に残っています。
ちなみにこの句は伊藤園お~いお茶俳句大賞で佳作特別賞となり、お茶に印刷されました。先を越されたので普通に嫉妬です。
私が好きなのは次の句。俳句ポスト365で初級の優秀句に選ばれていました。
この句はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ないので悪しからず。
結婚と俳句の話
月日は流れて結婚する運びとなりました。2人とも感動したのはリブラ同人の髙田祥聖からお祝いを頂いたことです。つくづく愛の人だなあと思います、改めて感謝。句具の「装句カンバスお仕立て券」を頂きました。
「装句」とは句具による造語で、「俳句を額装して飾る」という意味だそうです。結婚にちなんだ3句を選び、結婚式場のロビーに飾らせていただきました。
句に関しては流石に野暮なので割愛。
もう新婚という感じでもなんでもありませんがそれなりに仲良くやっています。これからも。