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【買って良かった】一人用食洗機買ってみた

みなさんこんにちは。リーブルです。
一人暮らしの皆さん。仕事して、お勉強して、趣味に打ち込んで…一人暮らしはとにかく忙しいですよね!
だからこそ現代は生活家電が豊富です。
洗濯機、掃除機、電子レンジ…便利な家電のおかげで、私たちは生活の質を落とすことなく仕事や趣味に使う時間を最大限取れるようになっています。
そんな中でいまだ家電にお任せできていない家事がありました。それが洗い物。
地味に時間を使いますし、特に冬は水が冷たいし手が荒れるし意外とつらい…
食洗機は大きめのものは売っていますが、一人で使うにはちょっと大きすぎ・高すぎだったりと、単身向けアパートで使うには難ありなものばかり。
そこに現れた一人用食洗機。ガジェット系雑誌などでしきりに取り上げられていたようです。
これは…ほしい!!ってなって、自分へのクリスマスプレゼントに書いました。

Panasonic NP-TML1

ということで、今回ご紹介するのはパナソニックさんのお一人用食洗機、NP-TML1!
結論から言うと、非常に満足している一品です。今日はこちらの食洗機を良いところもイマイチなところも正直レビューしていきます。
Panasonicのオンラインストアでは37,620円。これから一人暮らしを始める!という人には少々お高い買い物かと思いますが、とてもオススメですよ。

ところで知らなかったんですがこの子「SOLOTA」って名前なんですね。本体には型式は書いてあってもSOLOTAの文字は無かったような気がします。

良いところ

これぞ『一人暮らし向け食洗機』だ

まず何より、一人暮らしというものをよく分かっている設計だなぁというところ。
あまり広くない家だし、欲しいところにコンセントが無かったり、欲しいところに蛇口が無かったり…それが一人暮らし向けのアパートというものです。
そこに「A4用紙サイズのスペースに設置できる」それがこのSOLOTAのウリです。
そりゃもちろん、鍋でもフライパンでもなんでもブチ込める大きさが食洗機としてベストでしょうけど…
広くない家のためにスティック型掃除機があるならば、同じように広くない家のためにA4サイズの食洗機があるわけです。
一人暮らし一食の食事の洗い物ならまあ片付きます。おかずを複数作る=皿の枚数が多い人は足りないかと思いますが。
給水はタンク式。我が家は蛇口のそばにコンセントがないので、助かりました。

性能も問題無し

洗いあがりはバッチリ!ピカピカ綺麗ですし、カスが残ることも今のところありません。白米が糊状にくっついた箸なんかもしっかり綺麗になります。
洗い残し・流し残しもありません。
ガラスのコップなんか手洗いの時よりも綺麗な気がします。便利で嬉しいけれど、ちょっと複雑…

気兼ねなく使える

これは事前に予想していなかったメリットなのですが、本体が小さい分一度に使う洗剤も少ないんですよね。
ここでもし、大きい食洗機を買っていたらどうなっていたでしょう?庫内はスカスカ、それでも洗剤も水も規定量。
もったいなくてなかなか使えません。一食ごとに使うなんてことはまず無かったでしょう。
しかしこの食洗機はどうかと言うと、一人暮らしであろうと一食ごとに使えるサイズ感。水も洗剤も使用量はおそらく市販の食洗機で最少クラス。
水や洗剤がもったいないなどと思うことなくガンガン使えます。逆に、ガンガン使わないと洗い物が追いつかないですしね。
これ、家に置いておく食器を減らすことにも繋がると思います。
私はこれを買うまで、箸と味噌汁のお椀は一日2つ使っていました。毎回洗い物なんてしてられないですから、一日一回まとめて洗ってたんですよね。それすらも時々面倒くさくなってお椀が不足し、他の食器で代用したりなんてことも…
でもこれなら食事の度にガンガン使える。一つの食器で事足りる。今にして思えば、一人暮らしのはじめから欲しかったですね。家が小さいからこそ、食器をしまう場所も少ないわけで…

楽しい

食洗機が動くところって見ていて楽しいですよね。童心にかえってしまいます。
この食洗器はそれがより一層楽しいのです。写真を見て分かる通り、フタ部分がほとんど透明になっていますよね。ほぼ全面窓。
ほとんどの食洗機は窓が小さく、ちょっとしか中が見えないですし、なんなら全く中が見えないものも少なからず。
その点こちらはよく見える。おまけに前も後ろもほぼ全面窓なので、明かりもよく入ります。
どこから給水されて、ノズルがどういうかんじで水を噴射しているのか、全部見えます。庫内は全て見えます。楽しすぎる。
大型モデルでもこのつくりだったら非常に楽しいと思うんですが、メーカーさんいかがでしょう?

試供品洗剤たっぷり

試供品の洗剤が2種類入っています。試供品がついているのは日本製の食洗機だったら当たり前かもしれませんが、この食洗機は洗剤の使用量が少ないですから結構たくさん使えます。ちゃんと数えてないですが、20回くらいは試供品の洗剤で洗えるんじゃないでしょうか。お得。

イマイチなところ

べた褒めばかりでは案件みたいなので、しっかりイマイチなところも書いていきます。

乾きがイマイチ

乾燥機能もあるのですが、正直乾きがイマイチです。
特に食器にくぼんだ部分があったりすると、そこに溜まった水はまず乾きません。お味噌汁のお椀の裏の部分とかはいつも水たまりになってます。
ただ私について言えば、食洗機を買う前は洗ったら拭くこともなく水切りカゴに入れてそのまんまというスタイルだったので、これでもかなり改善しているほうだったりします。(ちゃんと拭きなさいよ)

モード・コース選択無し

本体のボタンは電源ボタンとスタートボタンのみ。良くも悪くもシンプルです。
いろんな機能がついていてもどうせメインのやつしか使わないので問題無しのつもりでしたが、上記の通り乾ききらないことがあるので乾燥のみモードがあればなぁと…
洗浄のみモードへの切り替えだけはできるんですけどね。
もちろん、洗浄・乾燥の時間を調整する機能なんてものもありません。
とにかくシンプル・とにかくコンパクトが長所であり短所でもあります。これも本当に一人暮らしを分かっているポイントです。

大きい食器は入らない

いや、一人暮らし用の小型食洗機なんだから当たり前じゃないかというところなんですが、大きい食器は入りません。
ただ、それ以外の食器を全て任せられるわけですから、「洗い物は全て任せられるわけじゃないけどほとんど任せられる」と捉えるべきでしょう。
毎日使うであろう食器だったら全て入りきるわけですし。
鍋とかフライパンは当然入らないので、毎日自炊する人にはお勧めできない商品ですね。私は自炊する気が無いからこそこの食洗器が合っているとも言えます。

水タンクがちょっと使いづらい

この小さなサイズに収めたことで起こった弊害でもあります。
水タンクはぎゅ~っと詰め込まれた機器類を避けるために変わった形状をしていて、規定量まで水を入れるのが、大変と言うとだいぶ大げさなのですが、まあほんのちょっと大変です。
どう大変なのか文章で説明するのが難しいので、自分の目で確かめてみるべしとだけ言っておきます。
規定量は2.5L、つまりおよそ2.5kgなので、やや重くなります。
それと、本体から抜き取る時にノズルからほぼ確実に水が垂れるところもマイナス。これは普通に改善の余地ありですね。

設置の際の困りごとと解決方法

食洗機の設置に必要なのは給水・排水・電気。水を使う機械なので、アースもあったほうが良いでしょうね。
給水はタンク式なのでどうにでもなりますが、電源コードと排水ホースはさほど長くありません。
Panasonicさんのホームページを見るとシンクの横の平場?に置いて、シンクの中に向けてホースを出すかんじを想定しているみたいです。
ところが我が家、同じように設置するとコンセントが近くにありません。
コンセントはシンクの向かいの壁。これは困った…
延長コードを使う手もあるでしょうが、床にコードが這っていたら絶対引っ掛けて転ぶ自信がありますし、それに水道の真横で電気を使うのはちょっと怖いです。
そこで私はシンクの横には設置せず、別で水タンクを買ってそこに排水することにしました。12リットルくらいのタンクなので、運転4~5回分くらいの排水を溜められます。
蛇口付の蓋があるタンクなので、水捨ての時は平場に置いておけばOK!これが無かったら、タンクを抱えてシンクに流す必要があります。12リットルタンクでそれはつらい!
蛇口からの排水ならドバっと出て跳ねることもあんまり無いですし、結構便利なタンクを選べたと思います。

そして我が家、狭い狭いと言いつつシンクの向かいにはやや大きめのスペースがありました。そこにニトリで買った棚を入れたのですが、これが相性がとても良かったです。

ニトリ ホームページより
スタイリッシュなレンジ台(幅70.5cm WH)

https://www.nitori-net.jp/ec/product/5657275s/

この商品イメージでレンジが置いてある部分に食洗器を置いています。
そして、炊飯器が置いてある部分に排水タンクを置いています。これがまた丁度良いかんじに収まりまして。
この写真だと見えませんが、棚の背面板にはコード類を通せる穴があり、棚の後ろを通って炊飯器の部分に排水ホースを出しています。
ホース長さはややギリギリですがこれまたピッタリな長さで、長すぎず短すぎずタンクの中に良いかんじに収まってくれます。
ピッタリ長さであることでホースが暴れそうなかんじがしないのも良いかんじ。

そういうわけで、この食洗器は排水先をタンクにするのであれば「給水栓や排水が近くになくても設置できる」のです。これもまたありがたい設計ですね。
自然流下なので、排水タンクが食洗器より高い位置にあると機能しませんので、そこはご注意(そんな状況あんまり無いでしょうけど)

食洗機は一家に一台あるべきだと思った

そんなかんじで一人暮らし向け食洗機のレビューでした。
こうして食洗機を使ってみて感じましたが、食洗機は一家に一台あるべきだなと思います。
最初に書いた通り単純に趣味や仕事に使う時間が増やせるのもそうなんですが、私は「食洗機の食器洗いこそ本当の『食器洗い』なのではないか」と感じたのです。
どういうことか?

食洗機用洗剤は普通の食器洗い洗剤と違います。汚れを溶かす成分が入っているらしいです。
そこで思ったのは「普通の食器洗い洗剤は、人間が触れても良い程度の能力に制限されているのかもな」ということ。
一応補足すると「食洗機用洗剤は体に悪い成分が入っている」と言いたいのではなく、「体に悪いとまではいかないけれど、手が荒れやすくなったりする程度に強い成分はあるだろうな」という意味です。
そして、食洗機は60℃以上のお湯で洗っているのだそう。これもまた「体に悪いとまではいかないけれど、人間が触れるのはほぼ無理なもの」ですね。
おまけに無駄もありませんし。私が使っている洗剤の場合、この食洗機では一度の運転で2gしか使いません。自分で食器洗いしたらその何倍もの洗剤を使いますし、正直冷静に考えると無駄になっている分もかなり多いはずですが、でもそれなりの量が無いと人間は上手く食器を洗えません。無駄に垂れ流している洗剤は一体どれだけあるんでしょうね…

『強い洗剤で・高温のお湯で・長時間』
そりゃ汚れも落ちます。人間にはとても真似ができません。おまけに無駄も無い。
だからこそ本当の『食器洗い』だと思うわけですね。人の手でやる食器洗いなんて偽物です!…と言うと過言ですけどね。

食洗機があることで食事も楽しい

あれを食べたい、これを食べたい、でも食べたら洗い物が発生する…
正直、やだなぁ~!って思ってました。
そんなお食事に付随するマイナスがほぼ無くなったわけです。なんて素晴らしい!

話は変わりますが、私は中川政七商店さんで売っている、食洗機で洗える漆椀がお気に入りです。

食洗機を買ったおかげでガンガン使える!日用の漆器は使ってこそ良さが出てくるものだそうですから、こりゃ最高ですね。

ほとんどの食器洗いを食洗機に任せられるようになったことで、食洗機NGの食器も丁寧に時間をかけて洗えるようになりました。心の余裕ってやつですね…
なので、食洗機NGの食器が要らなくなったわけではありません。
むしろより大切に、より楽しめるようになりましたね。食洗機NGの食器というのは、基本的にデザインが美しいものが多いですし、そういった食器の手洗いは趣味としての楽しみが以前より強くなったように感じています。

そんなわけで、今回は本当に良い買い物をしたなぁと思います。
面倒だけれど無しにはできない作業を無くせて、自分でやるより無駄も無く仕上がりも良いし、見ていて楽しいし、食事も楽しくなるし、趣味の時間も増やせるし…
生活家電ってやっぱり最高ですね!

以上、お読みいただきましてありがとうございました!

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