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気兼ねなく、自分の人生を歩めばいい…

他人の思惑を考えて相手に気を遣うことを気兼ねという。

(相手からの影響を受けて、したくないのにするのが気兼ね。)

自分がしたくて相手に気を遣うことが思いやり。

他人軸なのか、
自分軸なのか、
出発点の違いが、
行動の質の違いとなる。

何事も出発点が大切だし、
出発点を肯定的に捉えたい。

私たちは、
自分の意志で生まれてきたわけではないが、
生まれてきた環境、
育てられてきた環境、
その環境、
それを出発点とするなら、
その出発点を忘れてはいけない。

人には思考の癖があり、
それらの多くは、
これまでの人生、
つまり出発点での体験や経験を通して身につけたもので、
とりわけ親との関わりの影響が大きい…。

その、身についたものは、
価値観・信念と言い換えることができます。

これらの価値観・信念により、
危機管理が芽生え、
最悪を免れるという良い側面もあります。

その反面、自分の価値観・信念に執着しすぎて、
本当に大切なことを手に入れられない、
手に入れているものを失うという悪い側面もあります。

だから、
出発点を忘れてはいけない。

すべては、そこからはじまっているから…。

何にもないところから
いきなり、自分の価値観・信念が芽生えるわけでも、
自分の人生がはじまるわけではないから…。

出発点を忘れてはいけない、
出発点に感謝の気持ちを持ち、
そこに誇りを持つ。

そういうことができない!
と、いう人もいるだろう。

あなたは知らないんだ!
私がこれまでどのような辛い思いをしたかを…。

確かに私は知らない。
でも、どんなことがあろうとも、
出発点を変えることはできないので、
そこを肯定的に捉えない限り、
自分の人生を肯定的に捉えることができなくなる。

自分の人生を肯定的に捉えることができないのなら、
笑顔で心穏やかに生きることはできない。

人生で大切なことは、
非常にシンプル。
出発点を忘れずに、

それを肯定的に捉えるだけ…。

自分を信じると言い換えてもいい。

これまで積み上げたものや、
大変な経験を無視しろとも言わない。

もし、今、生きづらさを感じているなら、
今までと同じ思考では前に進むことができない可能性が高い…。

何年かかってもいい。

焦らないけど、諦めない。

諦めなければ、
どうせ人生はうまくいく。

私たちは、
微力だけど、
無力ではない。

力を合わせることができる。
助け合うことができる。

私たちは幸せを求めます。

しかし、うまく行かないこともあります。

それは、私たちに何かが間違っているということを私たちに伝えようとしているサインなのかもしれません。

しかし、うまく行かないという中で絶望して、未来の幸せへの想像力を私たちはときに失いがちです。

だからこそ、私たちは過去に起きてしまった声に耳を澄まし、そして歴史から謙虚に学ぶ姿勢が必要だと思います。

歴史を軽視した先には、再び絶望が待っているのだということを私たちは忘れてはいけない。

歴史から学び、絶望を再び繰り返さないようにしてきた人々の努力の結果、何が待っているのでしょうか。

そこに待っているのは、何の変哲もない、ただ平凡な日常です。

平凡な毎日の連続を多くの人は「つまらない」と感じます。

しかし、その「つまらない」という感情こそが幸せの正体なのかもしれません。

「つまらない」、日々普通の生活が実現できていることの背後には、多くの人々の英知と努力があります。

ほめたたえられることは少ないけれど、絶望をもたらすことのないよう、みずからの誇りと使命をかけて努力する人々がいるのです。

幸せってそういう人々によって支えられ、形作られている。

人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。