
気づきこそが、不安に立ち向かう勇気の卵となる
仕事をする上で、相手に恐怖を与えて動かそうとする人がいる。
また、相手に無用なプレッシャーを与えて動かそうとする人がいる。
怒りという感情を無意識に使うのである。
怒りの感情を使うのには、その人なりの目的がある。
相手を支配、コントロールする目的。
そして自分をコントロールする目的。
その両方の場合もある。
自分を支配するってどういう事?
自分の無力さが許せない!
どうしようもないもどかしさを怒りの感情を使い、
コントロールしようとするのである。
怒りの感情を使って相手を支配、
コントロールしようとする人は実は、
自分ではどうしようもない、
打ち手がない人であると私は思っている。
怒りの感情を使いたくなった時に、
論理的に全て話しができて、
それに対応する行動もきちんと説明できる場合は、
いちいち怒りの感情を使う必要はないからである…。
どうせなら、
笑顔で心穏やかに生きたい…。
怒りの感情を頻繁に使う人は、常に心が安らがない人。
自分の相手に対する要求が自分の言葉で言語化できない人。
不安に向き合う勇気のない人。
実は、心の弱い人なのだ。
心が弱いという表現は適切でないですね、
自分とのコミュニケーションが深まっていない人…。
この方がしっくりきます。
ライフコーチングで大切なのは、
自分とのコミュニケーションをとること。
自分と向き合い、自分自身を内省すること。
自分の心を探索すること。
人は、コミュニケーションというと、
対人コミュニケーションのことを思うが、
実は自分とのコミュニケーションが何より大切。
自分とのコミュニケーションを通じ、気づきが生まれる。
この気づきこそが、不安に立ち向かう勇気の卵となる。
もしあなたが今、不満足な状態だとしても、
それは誰のせいでもなく、自分自身の責任である。
そして、その責任を背負った上で、
「自分は本当はどうしたいのだろう?」
「そうか、本当はこうしたい!」
という気づきこそが、勇気の卵。
勇気の卵がなければ、
行動して変化するという不安には誰も立ち向かうことはできない。
ライフコーチングは、コミュニケーションスキルも大切だが、
それ以上に大切なのは、クライアントの気づき。
気づきは「勇気の卵」。
ライフコーチングが素晴らしいのではない。
可能性を秘めた人間が素晴らしいのだと思う…。
別の角度から表現してみると…。

コミュニケーションというと、他人との意思疎通を考えるけど、
一番大切なのは、自分とのコミュニケーション…。
自分がどうしたいのか、どうありたいのか…。
ここがないと、他人と争わないように生きるために、
自己犠牲と我慢を積み重ねることがある。
意思疎通ではなく、争わないことが目的となり、
他人や自分のことを、分析し操作してしまう。
分析して操作するほど、つまらなくなる。
つまらなく生きるほど、他人や物事をコントロールしたくなる。
コントロールするために、常に新しいやり方を欲してしまう。
やり方ではなく、あり方…。
自分がどうしたいのか、どうありたいのか…。
コミュニケーションの土台は、
まず、自分とのコミュニケーション…。
ライフコーチングとは何かと問われれば、
コミュニケーションの土台を創ることだと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
