見出し画像

平常心と、ありのままと、シンプルと…

ありのままでいいと、
自分を信じぬく心こそが、
平常心なんだろうな。

平常心とは「何事にも心が動かない事」ではないそうです。
喜怒哀楽の心の動きは自然な事。
緊張すべき時に心を落ち着かせようとすると、
かえって心が変調をまねいてしまう。

むしろ緊張している心こそ、
今の自分の真実の姿であり、
ありのままの心。

ということを素直に認め受け入れる…。
ありのままの心、
ありのままの姿を素直にを認め受け入れるとき、
そこには自らが否定し、
排除しようとした自分の心はなくなり、
緊張感も和らぎ、
平常心となる。

自分の価値が、行動の結果に左右されない、
ありのままで人は完全で、
ありのままで安心していい。

命としてここに存在していい。
このように自分を信じぬく心。

これこそが、自分のあり方…。

表には見えないけど、
見えない部分が大切。

大切なものほど目には見えないけどシンプル。

シンプル、
大切なものって、
どちらかというと、
新しい発見より、
忘れかけていることを思い出す作業の方が、
結果的に心の支えとなる。

村上春樹さんのこの表現が好きです。

自分のオリジナルな文体なり話法を見つけ出すには、まず、出発点として、「自分に何かを加算していく」よりもむしろ、「自分から何かをマイナスしていく」という作業が必要とされる。
「それをしているとき、あなたは楽しい気持ちになれますか?」というのがひとつの基準になるだろうと思います。
そういう時は、もう一度最初に戻って、楽しさを邪魔している余分な部品、不自然な要素を片っ端から放り出していかなくてはなりません。
もしあなたが何か自分にとって重要だと思える行為に従事していて、もしそこに自然発生的な楽しさや喜びを見出すことが出来なければ、それをやりながら胸がわくわくしてこなければ、そこには何か間違ったもの、不調和なものがあるということになりそうです。

『職業としての小説家』村上春樹


いいなと思ったら応援しよう!

あり方探求ライフコーチ”てつ”
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。