笑顔で心穏やかに生きる

優しくて、責任感が強い人ほど、
自分が疲れている時ほど、
頑張ってしまう…。

疲れていない時は、
誰でも頑張ることができるので、
疲れている時こそ、
頑張るチャンス…。
なんて、華麗なる勘違いというか、
素敵な思い込みを持っている。

それはもう、自分にとっての信念レベルに達している。

自分が大切に思っていること。
生きがいだと信じていること。
決して譲れないこと。

それを守ろうとする時、
もし、
心がざわつき、
「やらなければならない」
「やらないと自分の価値がなくなる」
「今まで頑張ってきたじゃないか、だからこれからも頑張る！」
「頑張ることが自分の勲章だ」
なんて、思いが心の片隅にあるのなら、
少し、休む必要があるかもしれない。

頑張ることが目的の人生って、
自分のありのままの存在を否定することだから。

休まなくてもいいけど、
新しいことをはじめてはいけない。
そういう時は、
少し受け身的に行動した方がいい。
（頑張る人は、それすらできないということは、わかってはいますが…。）

かつての私がそうでしたから、よくわかります。

疲れている時に、
自分から何かを取りにいったり、
大勢の人と一緒にいて、よい関係を構築するのは、
さらなるストレスをため込んでしまい、
疲れ果ててしまいます。

しかし、人は不安になるほど、よく動く。
迷い、惑い、疑うほど、よく動く…。

自分を理解し、
己を知る、
自分のあり方の方向性を信じることができるなら、
泰然とふわふわ、ゆっくりでも、
その流れに身を任せることができる。

頑張ることは手段であり、人生の目的ではない。

あり方で生きる、
笑顔で心穏やかに生きることが人生の目的だと思う。