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あせらない、だけど、あきらめない!

仕事にしろ、自分のめざす目標にしろ、

つい、まわりの目を気にしたり、

まわりと比べることで、
あせることがある。

特に今まで手にしていたものを手放したり

環境が変わると、

もとの状態にしようと、
あせるものである。

しかし、変化は一気にやってきません。

私たちは、努力したり、頑張ったりすると一気に成果が出ると、

心のどこかで思い込んでいるところがあります。

だから、追い込まれると逆転満塁ホームランを狙いたくなるのです。

逆転満塁ホームランを狙いはじめると、
確実に大切な何かを見失います。

大切な何かとは、『目的』。

『目的』を見失うと、つい、
安易なことに手を出したくなります。

わかります。

不安だから、苦しいから。

はやく楽になりたいから。

あせって、安易なことに手を出そうとすると、
判断力が鈍ります。

あせると、近視眼的となり短期的なことばかり考えてしまうのです。

昔から、「安物買いの銭失い。」とも言われます。

もし、自分が今、「あせっているな!」と実感しているなら…

まずは、深呼吸。
あせっていることをじっくり感じないといけません。

あせっている人ほど、
あせっていることに気がつきません。

それから、「目的」を考えるのです。

そもそも何のためにこれをしているのか?

そのうえで、仕事であれば、
今自分がしていることが本当に成果に結びつくのか?

人生の目標であれば、
「目的」のために他にも手段はないだろうか?

残念なことに「あせっている人」は、
落ち着いてこのようなことを考えることはできません。

だから、第3者に話を聞いてもらう必要があります。

あせっている人は、
常に心の中で自問自答しています。

私たちは、
心の中の対話では物事が理解できないのです。

自分の考えを口にして、
それを自分の耳で聞くことではじめて、
今の自分の心の状態を理解できるのです。
理解できることで、
視点が変わり、
あせりが落ち着くのです。

よくありますよね。

誰かに話をしていて、
「あっ、そうか!わかった!」
「もういい、わかった!」

話をしている途中で、
何かに気がつくこと。

話をされた側は、
「そうなんだ!よかったね!」となります。

自分の思いを口にしたからこそ、わかるのです。

そして、話を聞いてもらうときは、
利害関係のない第3者のほうが、
より効果的です。

利害関係があると、
批判やアドバイスなどで、
あせりがより加速する場合があるからです。

もし、話を聞いてもらう人がいないのなら、
あせっている原因を紙に書き出してみるのも効果的です。

原因を見える化するだけでも、
自分があせっている状況が見えて気持ちも少し落ち着きます。

あきらめなければ、
物事は必ずうまくすすみます。

あせらない、だけど、あきらめない!

その気づきが、
自分の心の奥底から湧き上がったものであるなら、
人生はどうせうまくいく!

人生に遅すぎるということはない。
何かに気づいたら、
そこからはじめればいいだけだ。

人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。