笑顔で心穏やかに生きるとは覚悟を伴う技術
私たちは何のために生まれてきたのでしょう?
それは、幸せになるためです。
そのように私は答えたい。
私たちは幸せを求めています。
しかし、うまく行かないこともあります。
そのような時は、何かが間違っているということを、私たちに伝えようとしているサインなのかもしれません。
時に、うまく行かないという中で絶望して、未来の幸せへの想像力を、私たちは失ってしまうこともあります。
そのような厳しい中でも、必死に前を向いて幸せを掴もうとしている人もいます。
先日、私の友人からいただいたメッセージを紹介させていただきたいと思います。
その友人は、朝起きた時、食事の時、家を出て家族が離れる時、そして、家に帰ってきて家族が顔を合わせる時、夜寝る時。
1日の中で、この時は笑顔でいたい。
子育て、仕事、慌ただしい毎日で色々なイレギュラーも起きるからなかなか難しいけれど、そうできるように、自分が無理なくできることに心を込めて、誠実に向き合いたい。
私はこのメッセージを受け取った時に、凄いな…。
これって、覚悟がいる。誠実に自分に向き合うことって覚悟がいる。
その覚悟って何かというと、
自分に無理なくできることに心を込めて、笑顔で心穏やかに生きていくということです。
でもね、覚悟を持って、笑顔で心穏やかに生きてもね、そこにあるのは、なんの変哲もない、
「いつもの日常」なんです。
人はそれを「つまらない」、「あたりまえ」と言う。
しかし、その「いつもの日常」は、覚悟を持って創られたものなんです。
その「いつもの日常」というのは、昨日亡くなった人が、どうしても欲しかったものなんです。
「いつもの日常」の連続を多くの人は「つまらない」と感じます。
しかし、その「つまらない」という感情こそが幸せの正体なのかもしれません。
だからこそ、先ほどの友人のメッセージに私は、覚悟を感じたのです。
「いつもの日常」が、実現できている、その背景には、覚悟があると思うのです。
褒めたたえられることは、少ないけれど、幸せを守るために、自らの誇りと使命をかけて頑張っている人がいる。
幸せってそういう人の覚悟に支えられている。
笑顔で心穏やかに生きるということは、覚悟を伴う技術のように思うわけです。