一年の計は元旦にあり、そして、三日坊主の原因について考えてみた
【私にとって何が幸せなのだろう?】
「来年、私は幸せになる事にしよう。」と思い、「ところで私にとって何が幸せなのだろう?」と考えました。
年末にいただいた一通のメッセージ…。
宝くじが当たってお金持ちになる事?
職場で自分らしく、ストレスなく働き続ける事?
健康で元気に過ごす事?
深く考えると何故かどれもしっくりしません。
もしかして、
ある意味、
この深読みする思考の癖や
変に生真面目なところが、
自分を苦しめているのだろうか…。
よく考えてみると結局、
私にとっての幸せは、
いろいろな事が起こっても、
またすぐに前を向いてゆっくり歩き出すことが出来る自分でいる事かもしれない…。
来年も沢山の人との出逢いを大切に、
何かあっても、またすぐに前を向いてゆっくり歩き出す事を繰り返して幸せになろうと思います。
【ビジョン型と価値観型】
ビジョン型の人というのは、「将来どうなればいいか」という未来のビジョンをありありと思い描くことでモチベーションが上がり、それに向けて行動を起こすことで業績や成果が上がる人です。
ビジョンや目標がないとやる気が出ません。そしてビジョンや目標が明確になればなるほど、やる気が出てきます。この人の生きがいは「近づいた感」です。目標に近づいているという感覚が大事です。今日1日、目標に近づいたと感じると、業績が上がります。
それに対して価値観型の人は、未来の目標がありありと浮かばない。また、浮かんだとしてもやる気が出ません。そればかりか制約されたように感じたり、窮屈に感じたりしてしまいます。
価値観型の人は、自分がやりがいを感じ、充実していたと感じられる過去のエピソードを思い出しながら自分にとって大切な価値観を見つけ、毎日の生活の中でそれを精一杯満たすようにした方がいいのです。
その価値観を満たすことで、やる気が出て、業績にもつながります。逆に、その価値観が満たされていないと業績も上がりません。価値観型の人のキーワードは「満たされた感」です。今日1日、価値観を満たされたと感じると、やる気が出て業績も上がります。
メッセージをいただいた、この方が締めくくった一文、
『何かあっても、またすぐに前を向いてゆっくり歩き出す事を繰り返して幸せになろうと思います。』
「価値観型だな~。」と思ったわけです。
これが、いい、悪いではないのです。
この方に、
「そんな抽象的なことでは、幸せになれないぞ!もっと具体的な目標を掲げ、それに対して日々できること、毎週取り組むこと、毎月取り組むことを明確にして、いつまでにその目標を達成するのか、それを明確にしろ!」
と、言ったところで、
全くと言っていいほど、無駄なのです。
「私にとって何が幸せなのだろう?」
この方にとってのその答えは、
『何かあっても、またすぐに前を向いてゆっくり歩き出す事を繰り返して幸せになろうと思います。』
これでいいのだと思います。
一年の計は元旦にあり。
このように言われ、
それが三日坊主に終わるのは、
自分がビジョン型なのか、
価値観型なのかを理解できていないことに原因があるのかもしれない。
【ビジョン型の人の特徴】
◯旅行では「どう過ごしたいのか」の「理由」よりも「どこに行くのか」の「行先」のほうが大事。
◯「将来やってみたい仕事」が見つかるとやる気が出る。
ゴールのイメージに向かう。
◯将来の夢や目標が張り合いになる。
◯将来の目標からみて今やることを決める。
◯目標への手段として、今の行動をとる。
◯目標がはっきりしないと目的地が見えないので、やる気がでない。
◯「将来の夢のため、今週何をする?今日何をする?」にピンとくる。
◯「今日一日、自分のありたい姿にどれだけ近づいた?遠ざかった?」で満足度を判断。
◯「この仕事でないとダメ」という特定のイメージがある。
◯やることの優先順位を決め、上位のものから一つずつ進めていく。
◯物事の判断は、夢や目標に近づくかどうかで行なう。
◯「何の制約もなかったら、3年後、5年後、10年後、どうありたい?」に即答できる。
◯「転職したあとで○○を実現させたい。そのために、今ここで何ができる?」と問いかける。
◯成果は「これ」と決めて目指すもの。
◯未来の楽しいことを思い描くのが好き。
【価値観型の人の特徴】
◯旅行では「どこに行くか」の「行先」よりも「どう過ごしたいのか」の「理由」のほうが大事。
◯「仕事で大事にしていること」が活かされるとやる気が出る。
◯今、大切なことに生きる。
◯自分のこだわりや譲れないものが張り合いになる。
◯目の前のことから始める。
日々、コツコツ積み上げる。
◯目標は自分の未来を制約するので、ないほうがいい。
◯「今日一日どう過ごしたい?」「今週一週間どう過ごしたい?」にピンとくる。
◯「今日一日、どれだけ自分の大事にしていることが満たされた?」で満足度を判断。
◯「この仕事がしたい」という特定のイメージよりも、巡り合った仕事に自分の価値観を見出す。
◯やることを一つに絞らず、いろんな物事を同時進行で進めていく。
◯物事の判断は、自分らしさに沿っているかどうかで行なう。
◯「どんな時、充実している?どんな時、不満?どんな時、自分らしい?」に即答できる。
◯「転職するまでは、ここで頑張る。それまでに、今、精一杯何ができる?」と問いかける。
◯成果は、後からついてくるもの。
◯楽しかった出来事を思い出すのが好き。