【チーム制作あるある】トラブルだらけだけど、私が「チーム制作」を続けている理由。
数ある記事の中から目を止めて頂き、ありがとうございます。
Liall.のshibutyaです。
今回は、「チーム制作って正直どうなの?」という「リアル」に焦点を当ててお話していきたいと思います!過去に経験したいくつかの事例を元に紹介していきます。(先にお伝えすると、Liall.の話ではありません!Liall.はとっても平和なチームです!)
Case.1 グループ展
これは大学の頃、所属していた学部で何人かで集まり、グループ展を行なった際の話です。
私がリーダーを行い、自身含め7人で行いました。コンセプトはおおよそ「作品を古民家で1週間展示し、より地域の人にこの大学の学部に興味を持ってもらおう」との感じで進めました。
まず、一つの展示会を開催するとなると、決めないといけないことは山ほどあります!
・予算はどうするのか(一人頭いくらまで出せるのか)
・どのようなコンセプトで行うのか
・作品の大きさ、数、配置はどうするのか
・作品をいつまでに完成させるのか
・額装はどうするのか
・当日の当番はどうするのか などなど
まだまだこんなものでは無いですが、大体決定するのに時間がかかった項目はこの辺りでした。決定すべき事が決まり次第、作品作りをスタート。
おおよそみんな順調かなと様子を見つつ、適度にお尻を叩きつつ、「進捗どう?(ニッコリ)」と聞く鬼ディレクターと化しながら過ごしていましたが、作品を展示会場に飾る前日に問題が発生します。
「…額装用の木材買い忘れた…」
…え?マジ?!
今、何時?(20時)
当然お店は空いてませんし、明日の朝に発注しても間に合わない。
学校は22時には閉まる。(ちなみにその時間までいると二人とも帰宅できなくなる)自身の素材を使ってもらっても、足りない。
さてどうしたものか。そこで出した答えは
【展示に出さない自分の作品の額装用の素材を外し、「色を塗って同色」にすることで、見栄えに影響が出ないようにする】
でした。(木材の色が大きく異なると違和感が出るため)
この方法に友達は賛同してくれたので、爆速で木材をカットし、接着ボンドと木屑にまみれながら何とか協力して進めたことで、搬入に間に合わせることができました。
またこの対応の結果、展示に来られたお客様から「この額装だけ色が違って、よく雰囲気が合っていて綺麗ね」とコメントを頂くこともできました。友達も喜んでいたので、この対応ができたのは良かったかなと思います。
またこの時、起きた問題がもう一つあります。
友達にボソッと相談された内容をご紹介します。
「あの子と自分では、やることの量が均等じゃなくて不満がある。」
あるあるですね!!!!!
ちなみに私は仕事量過多でも、サービス残業中でも「アドレナリンが出ている感じがして、楽スィ〜!!!」と嬉々として何でも受け入れていく体質なのですが(そして体をぶっ壊す)、普通の反応はこれが当然だと思います。
話を深く聞くと、当事者間で「あと、これ適当にやっといて(あなたの方が、家からの距離が大学に近いんだし)」的な感じで言われ、バチバチなりかけたそうです。
うーん、どうしたものか。ちょっと考えました。
優先事項としたら、
・仲が悪くなって欲しくない
・やることは最低限やって欲しい
・チームとしての自覚を持ってほしい
悩んだ末自分が起こした行動は「投げ出した人の仕事を、自身が全部引き受ける」でした。
正直、今でもこの判断が正しかったかどうかはわかりません。
それを見た友達が起こした行動は「謝る」でした。
私は謝って欲しい訳ではなかったので、このように伝えてみました。
「もし時間的にできなかったり、体調が優れず学校に来ることが難しそうな場合は、早めに他のメンバーにお願いしてね。それから、自分も何かしらの形でその人にいつか恩返しをすれば良いと思う。チームの一員として責任を持って、みんなで作っていきたいからね。」
私自身への(戒めの)言葉でもあるなぁと思いながら、この言葉を言っていたような気がします。
その後は(小さないざこざはありましたが)皆が同じ方向を向いて、進めていくことができ、この展示は無事、皆が満足しお客様にも好評だったほどに成功しました。
「早めに進捗を伝えること」と「言葉の伝え方」をこの経験を通して学びました!
Case.2 ゲーム制作
アルバイトという形で、リモート(日本全国の複数人の方とチームを組ん)で、ゲーム制作を行なっていました。その際、起きた出来事です。その頃、「コミュニケーションをする上で、メールやチャットのみだと、どうしても感情が見えにくいなぁ…」ということを感じていたのですが、そんな最中事件が起きました。
あれ、何人かメンバーが消えてる…?
いつもはオンライン上に表示されているはずの名前がない。
私が寝ぼけてリストから消してしまったのか?いやそんなことはないはず。
速攻でリーダーに確認しました。
すると、「ちょっと揉めた」との返事が。
え?「ちょっと揉めた」で、メンバー数人が消滅することってあります?!
ボイコットですよね、これ。
まじで焦りました。デザイナー全員が消えていたのです。
その時思ったことは「どうすんの?これ?」でした。
その後、メンバーの直接的な連絡先を知らなかったので一切連絡を取れなくなりました。
リーダーに何が起きたか尋ねても、詳細なことは語られない。
「言うことを聞かない、あいつらが悪い」の一点張り。
大人気ないなぁと思いつつ、この時は本気で大爆発しました。
あの手この手を使ってなんとかメンバーとお話をして情報を集めた結果、おおよそこんな感じで揉めたとのことでした。
・金銭的なトラブル(理由もなく賃金が滞納されている・減額など)
・圧倒的パワーハラスメント
・通常では考えられないセクハラ
・無茶苦茶な納期
・デザイン無限無料修正(と言う名の作り直し)(なお、その分の賃金は一切発生しない)
正直、唖然としました。
「上に立つものとして失格だろ…」と思ってしまった訳です。
その後メンバーに戻って来て欲しいとお話をしましたが「2度とあそこには戻らない」と言うのが、全員の答えでした。
「そして誰もいなくなった」
この後、自分も残るべきかどうか本気で悩みました。
ですが、この事件の直後私も抜けました。自分がやりたいことではあったけれど、このままこの人の元にいて意味があるのか。それを見つけることができませんでした。
もうチーム制作は止めてしまおうか…(心の声)
そんなことを考え、チーム制作を諦めかけていた矢先、このLiall.の結成に至りました!
職業訓練校でこのチームメンバーがどんな人たちなのかを知り、すごく真面目な人たちで勉強熱心な方ばかりということを知った上で、一緒にお仕事をしたいと思うことができました。
藪内ディレクターのおかげで、無茶苦茶な納期は避けれていますし、メンバー間のデータのやり取りも丁寧で、日常のコミュニケーションもとてもやりやすいです。ハラスメントは一切ないし、無限修正が無いと言うだけで奇跡です。ありがたい環境に恵まれてよかったと思います。
このようにチーム制作での苦い経験があるからこそ、今の環境がやりやすく感じるのかもしれません。「世の中にはいろんなリーダーがいるんだ」という勉強になりましたし、いかに「チームメンバーと繋がっておくか」が大事ということも学びました。
どんな経験も必ず役に立ちます。
とりあえず飛び込んでみよう!
いかがでしたでしょうか?
「いや〜あるあるですわ〜」
「そんなことあるの?」
など様々なご意見があるかと思います。
どんなことがあっても、やはりチーム制作は楽しいです。一人ではできないことを他のメンバーが補ってくれる、助けてくれるというのは本当にありがたいことです。
これからもこのLiall.でどんどん制作を進めてまいります!
皆様もぜひ機会がありましたら、チーム制作をやってみてくださいね。
意外と楽しいです。
記/shibutya
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