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実写映画【推しの子】が大満足の出来だった
ドラマ版を見ずに映画を見てきましたが楽しいシーンが多く大満足でした。
最初の特報を見たときから期待はあったのですがここまでとは。
特にライブシーンがめちゃくちゃ良かったです。特報の冒頭がそうです。
原作コミックは完結読了、アニメは2クール履修済み
ドラマ実写、舞台は未履修で映画を見に行きました
プロモーションの動画全般が【推しの子】の中の話が現実にはみ出している体になっているのがとても良いです
映画のあらすじ
ドラマを見ずに映画に言ったので冒頭が推しの子の導入部分で驚きました。前回までのあらすじぐらいかと思いきやがっつり30分以上はあったのではないでしょうか。原作・アニメとは異なる構成で冒頭が描かれていて一番良い部分がうまく表現できていました。
初代B小町のライブ「我ら完全無敵のアイドル!!」
さりなちゃんエピソード
アイの妊娠
赤ん坊の頃
アイの死
と丁寧に描きつつ子供のころのエピソードはばっさりカットして刺されるシーンまで駆け抜けて時間軸が2024年に移動。アクアとルビーが隠し子と暴露するところから始まりました。どうやらこの直前まではドラマになっているみたいですね。
「15年の嘘」の制作がメインのエピソードとなっていました。
このあたりは本予告で出ていましたね。ワイドショーで最後の黒幕のキャスティングが出ていたのを見てどこまで実写化するのかを初めて知りました。
冒頭の看護師で濱田マリさんが出てきたとき吹き出しそうになりました。
ここからはネタバレありの感想
ライブシーンが最高
そもそも1曲まるごとB小町を楽しめました。初代も新生も!
冒頭の初代B小町は武道館、後半のB小町は幕張イベントホール?で撮影されたようなライブ。クレーンカメラなどもろもろ使った通常ライブの映像収録と遜色ないカメラワーク。練度が高めのファン達。
「なんで私その観客席にいないの??」
その現場にいたかった。コミックに出てくるファン達の顔が目に浮かびます。2階席とか後ろの席は最近のCGで作られた物かも知れませんが、結構練度高くファンが作り込まれていたと思います。歓声の出し方が現場そのものです。
初代B小町、キービジュアルのライブ衣装って結構色がきついのでコスプレイヤーさんだとかなり浮く形となると思うのですが、ライブ衣装はばっちりとアイドルに落とし込まれていて感動しました。冒頭は暗転状態での衣装をローアングルから見るような寄せの映像で始まるのですがアイを始め他の4人の衣装も結構ボリュームがあるスカートになっていたりして見応えありました。
ところで初代の4人はドラマではしっかり描かれていますかね。アサルトリリィのシュベスターの祈りに出演されていた役者さんもいるようで気になります。
かなちゃん!かなちゃん!かなちゃん!
新生B小町のライブシーンは実質有馬かな卒業ライブなわけです。ライブのポスターもかなちゃん、バックステージもかなちゃん。
可愛い可愛い可愛い。
有馬かな役は原菜乃華さん。ぴったりです。
歌って踊る姿もかなちゃんです。役者さんすごい。
ルビーが家出してきてかなちゃんの家に転がり込んでかなちゃんのパジャマ姿、めっちゃかわいい。
とにかく可愛いので有馬かな推しにはおすすめです。
真犯人フラグの演技も好きでした。
CDのジャケットにばっちり映ってそうなら買おうと思います
原作ではさらっと書かれていたかなちゃんの卒業を尺たっぷりで映像化されていてファンとしては嬉しい限りです。
実写映画の良さ
アニメがあるのに実写でやる意味があるのか?最高のクオリティのアニメを超えられるのか?
誰もが興味を持つところですね。
ドラマ版みてないので卑怯なのですが全く後悔はしませんでしたし工夫もされていました。
映画では前半のアイの死までは上で述べたとおり再構成されていましたし、ドラマと違う部分もあったというのを見かけました。
そして実写だとより赤ちゃんの知能指数が高すぎるのがめちゃくちゃ違和感ありました。赤ちゃんなのに饒舌に語り出すアテレコに大笑いしそうになりました。
脇役の固め方もかなりよくイケオジ祭り
吉田鋼太郎さん、要潤さん、金子ノブアキさん
豪華です。
今どきでは当たり前なのかも知れませんが映像演出もよかったかなと
過去の話は解像度を落としたような感じ
自撮りアクションカム
床のカメラでの出血演出
飽きないアクセントの作りになっていて面白かったです
過去の話なのか作中映画の映像なのか脳が多少混乱しつつ伏線のだましなのかと疑いつつつ最後まで見ていました。
オリジナルシーンと映画での結末
いろんな意見が巻き起こった原作コミックでのアクアの判断による死ですが、映画では異なる結末が描かれました。
原作には無いアクアの撮影シーン、アクアが用意した結末を諦めるシーン、カミキヒカルの謎行動シーン。
結末は同じようで全然違う気がします。
音楽のインタビューを見るとアニメ1クールがヒットする前から平行して実写化が走っていたのでしょうか。となると結末までのかき分けなど原作とどう変えるかも含めての演出になっていそうです。
個人的には最初から世界線が違うと言うよりはルート分岐かなという印象でした。
復讐からの救いの行動にでるプランAを実行した原作。
少年Aを演じるで闇に呑まれ救い行動に落ちそうになるが思いとどまった映画。でもトゥルーエンドにはなれなかったアンハッピーエンド。
どの結末が好きかは人それぞれです。私は原作の方が好きかな。
でもいつかトゥルーハッピーエンドを見てみたい。アニメではどう描くのか。
とりあえず【推しの子】の魅力にとりつかれた方は「我ら完全無敵のアイドル!!」の曲だけでも聴いて言って欲しい。
ダンスのクオリティはインディーズアイドルっぽいし観客はアウェーな感じ出ています。この映像がドラマで見れるんでしょうか
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