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誰でも後世に残せる大切なものとは
私には夢というか人生の目標として掲げているものがある。
それはどの家庭にも自分の家族について幼少期より知る選択肢があり、それが自然に行われている未来だ。
きっかけは、父を亡くし、翌年に初めてこどもをうんだが、こどもの人生に父がいないことに大きな違和感を感じたこと。
どのように自然と生活の一部に父が存在できるか考えた時に、こどもが何度も絵本の読み聞かせをお願いされることがきっかけで、絵本で父を登場させることにした。
家族の形は様々だが、私は誰もが自分について知るために、血縁関係なく家族について知ることはその人自身のためになると考える。
日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者、内村鑑三は後世への最大遺物としてお金でも富でもなく、人の生き様であると綴っている。
どのような人の人生であっても学ぶことが多いという考えからだ。
また、アメリカの大学の研究で、家族の歴史を知っているこどもほど、自尊心が高く、仲間との交流が良く、逆境に直面しても立ち直る力が高い傾向にあることがわかっている。
学校で著名人については学ぶのに対し、近しい家族とは日常の会話はするものの、生い立ちや人生の大きな出来事を知っている人は意外と少ない。知ることで家族への関心が高まることや、学ぶことが多いのに対し、きっかけが
少ない。
私はそんなきっかけ作りとして、家族のものがたりや後世へのメッセージが自然と受け継がれる世の中に貢献したいという想いで、昨年脱サラした。
手段においては何が適切かはまだわからないが、まずは自分と同じように家族にメッセージを伝えたい人向けに伝記絵本を作り始めた。