経済と経営の違いは自分の成長の自動運転
誰が言ったか忘れましたが、面白く表現した言葉があります。
経済学では競争するのが正しい。
経営学では競争しないのが正しい。
経済全体としては、競争するからこそ各企業は工夫し品質のよい製品を作って、社会全体の発展に寄与する。
経営者としては、自社は差別化を図り、シェア奪い合いや価格競争の共倒れを避け、業界協力してパイを広げ発展する。
大きく見るか小さく見えるかですね。
経済学者の言動にも矛盾があります。
経済発展のためには、
皆が金を使い経済を回すのが大事と発言します。
一方で、言ってる本人は蓄財に走ります。
結局、視点の違いで答えが間逆になるのが経済論です。
あえて人として考えてみます。
人と比べて競争するのは良くなく、過去の自分と比べてどのくらい成長したかという考え方があります。
健全とした考えに見えますね。己に勝つ、誰かと比べたら人を追いやるが、過去の自分なら良いのでしょう。
前に進むための処世術ですよね。悪くないんですが何かひっかかります。
過去の自分を否定して、今の自分を肯定する。
うーん、何か過去の自分がかわいそうです。
過去の自分と比べない、競争しないとしたらどうでしょう。
自分が成長しない感じでしょうか。現在の自分を成長させるよりも過去の自分を成長させる方が簡単にできる気もします。これも過去の自分を意識することで結局同じなんでしょうかね。
自分の成長を過去の自分の競争と考えても、経済の競争と同じで、言葉を駆使してるだけで視点によりけりする同じ矛盾を抱えているような気がしてきました。
無理に経済と自分を重ねなくたっていいんですけどね。
どこかで、経済成長と自分の成長を競争させている自分がいたりして。
30年経済成長してない日本では、どうせなら成長させない自分という新しい哲学の先駆けに走るのも手かも。
経済解説者と同様に支離滅裂になってきました。
金を使えと言いながら、自らは蓄財に走る。
自分を成長アクセル踏みながら、不安ブレーキを踏む。
そんな運転は、人生がドリフトして派手になるかも。
これからは自動運転の時代。目的地だけ考えてボヤッとしてたら、着いちゃうのですよ。