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私たちの氷彫刻に運命がある

宇宙はエネルギー、私たちのいるのは物質世界。
これって考えてみたら、かなり特殊です。
エネルギー状態が通常で、あるごく僅かの部分的に物質状態になっているのでしょう。
循環の中、振動を遅くして固体化します。
水でいえば氷の状態という一部の状態に過ぎませんよね。
(厳密に言えば気体も水分子の要素の振動が速い状態の物質)
固体化する氷をどのような形にするか、それが個性で、それぞれの人生なのでしょうか。
まるで私たちは皆、氷彫刻の職人です。

高次元の方は宇宙の法則を教えてくれます。
地球人がそれぞれ個人で応用し、自分用にカスタマイズします。
氷の彫刻に例えるならば、高次元の方は基本的な氷彫刻の道具や手法を教えてくれます。
その情報を元に、各々の地球人は氷の職人として、自分の嗜好に合ったオリジナル氷彫刻を作るのです。
物質社会である氷を、自由に形作るのです。

みんなが好む無難な彫刻、細部にこだわる作品、ダイナミックに誰もが感嘆する大作、自分らしさの表現です。
あえて無骨に手を入れない氷のまま、逆に氷を忘れさせる色彩鮮やかなもの、どんなことも自由です。

オリジナル創作が苦手な人もいますが、自分に合うのは自分しか作れません。手入れがtoo muchなのかも自分だけが分かります。
あえて壊れやすいものを作り、人生崩壊を試すこともあります。
彫ることもやめ、素材だけの無感動さも試す人生もあります。
自分の創作だからこそ、試行錯誤の先に自分を理解していくのかもしれません。
そして出来上がりを満足するのか、不満で1からやり直したくなるのか、それぞれですが、氷彫刻には運命があります。

氷は、時とともに溶けていきます。
あなたの人生も変化していきます。
完璧な氷の彫刻も、それを避けられません。
1彫り1彫りが消えてなくなります。
そして循環されていきます。
あなたはエネルギーに戻っていきます。

氷は儚いですね。
高次から見たら、私たちはそんな美しい世界に生きているのかもしれません。

追記。
中島みゆき「地上の星」の歌詞を思い出しました。
名立たるものを追って 輝くものを追って
人は氷ばかり掴む

”これさえ手に入れれば“、それをつかんだ瞬間から溶けていく。
“永遠の輝き”を求めては溶ける光の反射の一瞬一瞬が輝いてます。



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