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答えを先に知っている

あなたは答えを知っている。
ただ、道筋が見えないから疑っている。

人類はいつも答えを先に知る。
その答えに至る道筋を、説明できるのに時間がかかるだけである。


仏教の根本は、「諸法無我」だと個人的に思う。
すべての現象が独立した実体を持たず、相互に依存して存在しているという考え方。
これが「空」や「唯識」に発展して、物や感覚でさえ相対的なもので起こる実体のない現象にしか過ぎない。
2500年前に考えられた教えは、100年前から科学となり、最近になって実用され、スピリチュアル情報としては一般的になった。

アインシュタインの特殊相対性理論の公式、
E=mc²
これはエネルギーと物質は同義と示してる。
「光の速さは一定」という、この時点では間違った原理に基づくが、時間や空間まで相対的という理論のもとに、すべては理解されないまま現実の社会で利用され技術が発展されている。

そのアインシュタインが否定していた量子力学の理論で、理解されないまま現在の生活が成り立っている。
重力波やヒッグス粒子を観測したのは最近である。理論が先行して、現実の技術で使われながら、原理だけは最近になって確認できただけである。
私も大学の授業で波動方程式を勉強した。
この波動関数の下に電磁気学があり、誰もほんとに理解しないまま、スマホや家電など現代社会に活かされている。

旅行などで乗る飛行機も、航空力学における揚力のメカニズムは解明されていない。
実際の飛行機が飛ぶという事実から逆算する形で理解され、その理論的背景や数理的説明は後から構築され、流体力学や数値解析は後追いだ。

その難解な数学定理も、答えや結論が先に見つかることがよくあり、それを証明する過程に長い時間を要する。
フェルマーの最終定理は350年間、証明されないまま「答え」として存在してた。


このように、「答え」が直感的、観察的に先行し、その背景や道筋を説明するための努力が後に続くのは、人類の探求のプロセス。

人はなぜ存在するのか誰もわからない。
チャネリング情報で先に答えを知っている。
存在する理由が既に「存在」しており、人間はそれを解明する。
長い解明するプロセスでさえ、人間の意識が宇宙の秩序と繋がり、時間や空間を超えた「知恵」から答えを受け取る行為だと考えられる。


飛行機が飛ぶ原理の解明ができないまま、飛んでる実例を見て、飛行機に乗り込む。
鳥のヒナが成長し、羽で飛べる原理が理解できないまま、巣から飛び降りて羽ばたく。
宇宙の原理が理解できないまま、自由に生きる答えを先に知りながら、疑ったまま飛び立つのか、確信できるまで長い年月をかけて飛び出さないのか。

スピリチュアルで語られる「思い出す」。
原理を思い出すまで待っているなら、原理を考えてるだけであったら、鳥のヒナは巣からはみ出るか、不信のまま羽ばたいて落ちるかもしれない。
羽ばたいて空を飛びながら、原理を思い出すかもしれない。

スピリチュアルでは思い出せばいいと語られる。
思い出す必要もないかもしれない。

人は先に答えを知ってる。
道筋が見えないから疑っている。
原理を理解するのは、後追いで良いかもしれない。
どうせもうすぐ原理が分かるだろうし。



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