りゅうちぇる
りゅうちぇるさんが離婚しましたね。
離婚の原因は様々でしょうが、彼の場合は珍しいケースだと思います。
りゅうちぇるさん自身、はっきりと公にはしてない感じですが、
セクシャルマイノリティーだそうです。
この事を知ったとき、
色々と考えました。
ご存知のように、日本では同性婚はできません。
先進国の中では、こういう事に日本はかなり遅れています。
そして、日本は「結婚」を当然とする民族だとも思います。
結婚をしていないことで、社会的ステータスにも影響するし、
適齢期というのでしょうか、その年齢に達しても結婚していなければ、
「彼/彼女には何か問題があるのではないか?」
という目で見る人がほとんどだと思います。
それだけ、日本人は「結婚」というイベントが「当然の幸せ」と考えているのでしょう。
だからこそ、結婚をしない人たちは
その差別的な偏見な目に耐えながら、逃れながら生きていくしかないのです。
ゲイの中には、世間体を気にして女性と結婚する方もいてます。
もちろん、様々な事情があるのでしょう。
だから、それが良いか悪いか
一概には言えませんが
1つ言えることは、
隠しながら生きることは
「とてつもなくしんどい」ということ。
そもそも、
セクシャルマイノリティーの方々は、自分の性的志向を公にしてない人のほうが多いと思います。
もちろん、僕も公にはしてません。
幼少期から性的志向を「隠しながら」生きています。
この「隠す」という言葉は
ネガティブな印象をあたえます。
男性が男性を好き
女性が女性を好き
ただ、それだけで
誰にも決して悪いこともしていません。
だけど、
その「好き」を「隠す」必要があるのです。
好きなことを隠して生きるのはとてもつらいことです。
だけど、
セクシャルマイノリティーの方々は、この辛さを若い時から経験し、現在進行系の方も多いのではないでしょうか。
ゲイで女性と結婚した人は
きっと「好きを隠す辛さ」よりも、「他人の目の怖さ」の気持ちの方が勝ったのではないかと思います。
もちろん、それ以外の気持ちもあるでしょう。
例えば、子供が欲しいなども高い割合を占めるのではないでしょうか。
どちらにせよ、
「好きを隠す辛さ」よりも「女性と結婚する」方が自分の為になると考えたのだと思います。
人生は一度きりなので、自分がベストとする選択ができるのが一番なのですが、
セクシャルマイノリティーにとって、残念ながら日本はベストを選択できる国ではありません。
その中で、人々は選択をしながら生きています。
話をはじめに戻しますが、
りゅうちぇるさんは「結婚し夫婦という生活を営む」より、「好きを隠す辛さ」の方が勝ってしまったのでしょう。
そして、りゅうちぇるさん自身は、カミングアウトできて、そして理解あるパートナーがいてスッキリしたのかもしれません。
しかし、
ぺこさんの「墓場まで持っていって欲しかった」という発言は、当然だとも思います。
愛した人が実は、、、
となれば、嘘をつかれていた
そう思うこともあるかもしれません。
この二人が今後どうなっていくのかはわかりませんが
少なからず、女性と結婚するゲイがいてるのは事実です。
もちろん、
男性と結婚するレズビアンもいてます。
以前、SNSでレズビアンのカップルと仲良くなったのですが
その人たちは、男性と結婚するみたいです。
だけど、レズビアンカップルの関係は解消しないそうです。
むしろ、結婚してお互い子供を作って一緒にたくさん旅行する
とも言ってました。
僕自身は、理解ができませんでした。
それなら、男性は自分たちの私欲の道具ではないのか?と。
そう思いながらも、否定的な返答はできず
「関わる人たちが幸せな人生を歩めたら良いですね。」
と返信し
そこからはやり取りしなくなりました。
もし、セクシャルマイノリティーが多くの選択ができる世の中ならば
自分の「好き」を隠さなくて済むのかもしれません。
もしくは、自分の私欲のために他人を傷つけずに済むかもしれません。
選択肢がない日本は
あまりにも
悲しい国だと思いませんか?
僕はそう思います。