医療ミスを無くすために
失敗の科学 という本を読んだことがあれば、医療ミスを無くすために必要な事が書いてあります。
著者の マシュー・サイド さんの解説はわかりやすく、航空産業が行った事故対策を医療でも利用した方が良いことが理解できます。
医療ミスについての報道で妻と議論になり、この本の重要性に気がつきました。
失敗を真正面から考えてみないと、失敗しない方法を編み出せないからです。
失敗した原因を社会で共有できないと、同じ失敗が色々な場所と時間で何度も繰り返されるのです。
厳罰主義では効果がないし、医師になるぐらいに能力が高い人だとしても、訓練しないことは出来ないし、人間ですからミスをゼロにすることは出来ません。
医療ミスで命が失われた場合、残された家族が求めるのは原因究明と再発防止だそうです。
医療ミスをした人への厳罰ではないみたいです。
故意ではない飛行機事故や医療ミスの場合、処罰は不要だと思います。
少子化対策が必須なのに、産科の医師が少ない理由に訴訟リスクがあること、多くの人が知っておいたほうが良いと思います。
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