スクラム開発で大切なのは一つの生き物のようにチームで開発することですか?
今回のタイトルはスクラムマスターの小林さんに聞きたいことでもあります!笑
こんにちは、新入社員のまこつです。
初めて弊社のnoteを読んでくださる方ははじめまして。
このnoteは、スクラム開発で新規サービスの開発を行なうレキラボでの学びや気づきなどをオープン社内報として共有しています。よろしくお願いします。
沖縄では二度目の緊急事態宣言がでたり、それに合わせて弊社もテレワーク推奨となったりしています。
みなさんも色々変化があったと思いますがいかがお過ごしでしょうか。
私ごととしては、エアコンを部屋に設置して快適な生活を手に入れました(もう前の生活には戻れない)。
前回からの学び
早速ですが、レキラボについて書いていきたいと思います。
アベルと私の新人二人は、レキラボに参加して二ヶ月近く経ちました。
分からないことだらけですがスクラム開発ってこういうのを大切にしているのかなってのが少しずつ分かってきた気がします。
前回のアベルのnoteではスクラム開発とは、
「チーム一体となって、短い単位で計画、行動、評価、振り返りを継続的に行い、プロジェクトを遂行していく開発手法」としていました。
そして、チーム一体となることを、「チームのメンバーひとりひとりが物事の変化に敏感になり、素早くアクションを起こすこと」だとしています。
それを踏まえて今回は、"なぜ"チーム一体となって、短い単位で計画、行動、評価、振り返りを継続的に行い、プロジェクトを遂行していくのかを考えてみます。
成果を素早く継続的に出すということ
"なぜ"という問いに一言で答えるとしたら、スクラム開発は「価値のある成果を素早く継続的に提供することを重視するから」だと思っています。
『アジャイルサムライ』では、お客さんの目線で価値のある成果を継続的に提供するために大切にすることを6つ提示しています(アジャイルを実現するための手段がスクラムです)。
1. 大きな問題は小さくする
2. 本当に大事なことに集中して、それ以外のことは忘れる
3. ちゃんと動くソフトウェアを届ける
4. フィードバックを求める
5. 必要とあれば進路を変える
6. 成果責任をはたす
出典:アジャイルサムライ-達人開発者への道
1. 大きな問題は小さくする
継続的な成果をあげるには、大きくて厄介な問題をもっと小さくシンプルにして扱いやすくする。
2. 本当に大事なことに集中して、それ以外のことは忘れる
お客さんに価値のある成果を継続的に届けるには、無駄を省いて価値につながらないものを捨て、本当に必要なことに集中する。
3. ちゃんと動くソフトウェアを届ける
価値のある成果を届けたとは届けたものが動くことである。そのためには、もっと早めに、こまめに、たくさんテストする。
4. フィードバックを求める
フィードバックがなければ、お客さんはプロジェクトのハンドルをうまくきれず開発チームも身動きが取れなくなる。
5. 必要とあらば進路を変える
重要なことは変化する。常に計画を現実と照らして見直す。もし、計画が乱れるような現実に直面したら現実ではなく計画を変える。
6. 成果責任を果たす
価値ある成果を毎週届けることをお客さんにコミットメントし、資金の使い道を示すことで成果責任を果たす。
以上が、『アジャイル・サムライ』で書かれている、お客さん目線で価値のある成果を継続的に提供するために開発チームが大切にすることです。
そして、これらの6つの要素は全て、価値のある成果を素早く継続的に提供することを中心としたマインドだと思いました。
レキラボで成果を素早く継続的に出すために
私が、レキラボでこれら6つを全て意識できているかと聞かれると正直全然です。むしろ、ちゃんとできているものは一つもないと思います。
特に、大きな問題を小さくすることや、優先順位をつけてタスクに取り組むことなどが難しいです。
また、今は動くプロダクトを届けるという成果責任を果たすために全ての時間を使うというよりも、ドキュメント類の作成などにも多くの時間を使っていました。
しかし、開発において求められているのはドキュメント類を作成することではなく、優先度の高いコア機能を開発し続けて動くプロダクトを届けることだという当たり前のことに気づかされました。
最初から意識し続けることは正直難しいですが、レキラボの活動の中でタスクの優先順位の取り違えたりした時にスクラムマスターの方に軌道修正してもらったり、大きなタスクへの取り組み方などを周りからフィードバックしてもらう中で少しづつ学んでいます。
そして、二ヶ月間のスクラム開発での経験の中で「なぜチーム一体となって、短い単位で計画、行動、評価、振り返りを継続的に行い、プロジェクトを遂行していくのか」への自分なりの答えもでてきました。
それは、「一つの生き物のようにチームとして行動と学習のフィードバックを繰り返し素早く軌道修正して本質的な価値に近づくため」だと考えています。
レキラボメンバーそれぞれが、短期間のサイクルで自身の成果を評価し、その行動を振り返ることで、少しづつですが本質的な価値を理解しています。
そして、その上でチーム一体となって成果を意識することができれば、本質でない行動がでた時に声かけや、沼にはまったときに手助けが自然とできるのかなと思いました。
それがつまり、前回アベルがまとめた「チームのメンバーひとりひとりが物事の変化に敏感になり、素早くアクションを起こす」だと思います。
まとめ
今回は前回のnoteを受け、チーム一体となること、チームで継続的に学習のサイクルを回しながらプロジェクトを遂行する必要について考えました。
そして、それらを書籍やレキラボでの経験、学びから自分なりにまとめてみました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
フォロー、スキいただけると嬉しいです。
今後とも、レキサス、レキラボをよろしくお願いします。
noteの記事をレキラボ内で共有したところ、早速スクラムマスターの小林さんからタイトルへの回答をもらいました!嬉しい。
チームの基盤ができるまで"最低でも"三ヶ月ということで気を引き締めてがんばります!!
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